2019年9月18日(水)
スポーツ > コラム > 記事

ユーロスタジアム

フォローする

マンUの「バルサ化」を託された香川の使命
サッカージャーナリスト 原田公樹

(1/4ページ)
2012/8/31 7:00
共有
印刷
その他

知り合いの記者にいわれ、プレミアリーグの公式サイトに載っている試合の詳細データを見て驚いた。そこにはシュートを放った位置や得点の時間帯、守備や警告など、ありとあらゆる統計データが掲載されていた。びっくりしたのは、細かなデータが公開されていたからではない。昨季優勝したマンチェスター・シティー(マンシティー)の「クロス」の数に驚いたのだ。

クロスが少なかったマンシティー

クロスとは左右のスペースからゴール前へ放り込むパスのことで、得点につながる最も基本的な攻撃法とされる。

試合中、サイドを破ってクロスがゴール前へ上がれば場内は盛り上がるし、守備側にとっては、緊迫する場面だ。試合後、敗れたチームの監督や選手が「サイドからの攻撃が少なかった……」と敗因を語ることもよくある。クロスとはサッカーにとって、とても重要な要素なのである。

昨シーズン、マンシティーはライバルのマンチェスター・ユナイテッド(マンU)にリーグ戦で2連勝するなど、圧倒的な強さを誇った。

結局マンUと勝ち点で並んだが、得失点差で「8」上回り、44年ぶりの優勝を飾った。リーグ最多の計91得点(オウンゴールを除く、以下同)が優勝の決め手になったのは間違いない。

ところが、データを見てみると、マンシティーのクロスはわずか296本しかない。1試合平均で7.79本ということになる。ほかのチームと比べると違いは歴然だ。

マンUはリーグ最多

計87得点を決めながら2位に泣いたマンUのクロスの数はリーグ最多の593本。マンシティーの2倍強。3位のアーセナルもまたクロスは300本と少なく、74得点。4位トットナムはクロスが406本で66得点だった。

クロスの数は極端に少ないのに、ゴールを量産したという常識を覆す事実だ。いったいこれは何を意味するのか。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次へ
共有
印刷
その他

電子版トップスポーツトップ

ユーロスタジアム 一覧

フォローする

 マンチェスター・ユナイテッド(マンU)のMF香川真司が、一時の輝きをすっかり失ってしまった。いまやルーニーにトップ下のMFのポジションを奪われ、リーグ戦のレギュラーからも外されて、カップ戦要員に。そ …続き (2012/10/26)

 ザッケローニ監督が率いるサッカー日本代表が、“中間テスト”の時期を迎えた。いま欧州遠征中で、12日にフランス代表、16日にブラジル代表と戦う。
 このイタリア人監督に率いられて2年。昨年のアジアカップ …続き (2012/10/12)

 先日、イングランド・プレミアリーグのウィガンを指揮するロベルト・マルチネス監督がFW宮市亮について、こんな表現で褒めた。
 「リョウは素晴らしかった。お金を払って見るに値する選手だ」 …続き (2012/9/28)

ハイライト・スポーツ

[PR]

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。