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オリックス・岡田監督、契約最終年の大誤算
スポーツライター 浜田昭八

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2012/8/26 7:00
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大混戦が続くパ・リーグで、オリックスだけが取り残されている。開幕前には優勝の呼び声が高く、岡田彰布監督も「いける」と胸を張った。だが、セパ交流戦の終盤、6月10日に最下位に落ちて以来、浮上の気配がないままに低迷している。

投打の主力、相次ぎ故障

「誤算だらけ」と、同監督は苦しい胸中を漏らした。投打の主力が相次いで故障した。最大の誤算はエース金子千尋が右肩、腰を痛め、6月25日から戦列離脱したことだった。症状は重く、復帰は大幅に遅れそうだ。

春先から調子が上がらず、4月6日の初登板後に1カ月も2軍で調整した。さらに、準エース格の寺原隼人が腰、米球界から復帰した井川慶が右太ももを痛め、前半戦にそれぞれ1カ月あまり戦列を離れた。

まともなローテーションが組めず、救援陣でも西武から移籍のミンチェ(許銘傑)が期待を裏切った。セットアッパー平野佳寿、ストッパー岸田護は疲労蓄積で不安定。阪神で藤川球児らの救援トリオ、JFKをうまく形成した岡田だが、この崩壊投手陣のやり繰りには手を焼いている。

打線、投手陣上回る惨状

打線が援護すればいいが、投手陣を上回る惨状だった。1番打者の坂口智隆が右肩脱臼で5月18日に戦線離脱、今季中の復帰は望めなくなった。さらに、T―岡田が左太もも肉離れで前半戦に2度、合わせて50日間も戦列を離れた。

韓国で3冠王に2度なった李大浩は、内角攻めに苦しみながらも日本式の野球にすぐ適応した。だが、4番李、5番T―岡田を中心に破壊力あふれる打線を組む構想は、T―岡田の出遅れで早々に行き詰まった。

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