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なでしこ超える可能性秘めた「ヤングなでしこ」
サッカージャーナリスト 大住良之

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2012/8/24 7:00
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20歳以下の女子選手によるサッカーのU-20女子ワールドカップ(W杯)が始まった。19日に開幕し、9月8日の決勝戦まで宮城、埼玉、神戸、広島、東京の5会場を舞台に32試合を戦う。日本代表の「ヤングなでしこ」は、2015年にカナダで行われる国際サッカー連盟(FIFA)女子W杯、16年のリオデジャネイロ五輪を目指す次代の「なでしこジャパン」を担う期待のチームだ。

準備期間、わずか半年

FIFAは男子と同様、女子も2年ごとに年齢別のW杯を開催している。02年に始まり、今年で第6回を迎えたのがU-20女子W杯だ。

この大会は本来、中央アジアのウズベキスタンで開催される予定だった。しかしスタジアムや宿泊施設などの準備が進まず、FIFAは昨年12月になって開催権を取り上げ、日本に代替開催を依頼してきた。

すでにアジア予選が終了しており、北朝鮮の出場が決まっていた。このため、日本サッカー協会は簡単に受け入れることができず、今年2月8日、政府から北朝鮮選手団に特別ビザが出されると確認し、ようやく正式に開催が決まった。

もちろん、その前から準備は始まっていたのだが、正式決定してからわずか半年での大会開催は、いろいろな面で無理があった。観客数が伸びないのは仕方がない。

日本にとって大きな幸運

だが私は、このタイミングで女子のU-20W杯を日本で開催することは、日本のサッカーにとって大きな幸運だったと感じている。

日本サッカー協会は、世界に追いつくために選手育成に大きな力を注いでいる。男女を問わず、17歳以下、20歳以下のW杯にこれほどコンスタントにチームを送り込んでいる国は、世界でも数えるほどしかない。

そのなかで、男子U-17は昨年、メキシコで開催された大会でベスト8に進出、技術のある選手をそろえ、日本のサッカーの高い将来性を感じさせた。

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