2019年6月27日(木)

未来面「あたらしい時代です。」

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 日本経済新聞社は、読者や企業の皆さんと一緒に日本の課題について考え、議論する「未来面」をスタートしました。今期のテーマは「あたらしい時代です。」 革新的なアイデアをお寄せください。企業のトップが選んだ優れたアイデアは新聞紙面や日経電子版で紹介します。アイデアの投稿はこちらから。
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安心で安全な食べ物、どうやって確保する?
読者の提案 中家徹・全国農業協同組合中央会会長編

未来面
(1/4ページ)
2019/5/27 2:00
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中家会長の提示した「安心で安全な食べ物、どうやって確保する?」という課題に対し、多数の投稿をいただきました。紙面掲載分を含めて、当コーナーでその一部を紹介します。

■小学校で農業体験

 柳田 信一(無職、73歳)

小学校で食育を取り入れる学校が増えている。この食育に食料を「作る」段階での実学をもっと取り入れることが、食料増産やムダ削減につながるのではないかと思う。すぐに「作る」作業に取り組めるのは農業だ。四季いつでも種まき、育苗に取り組める。校庭の一角で各学年ごとの担当を決め、土作りから始め、何カ月も水やり、草取り等の手をかけて、作物ができる喜び、苦労を体験することは、きっと農作物を敬愛する気持ちを培養すると思う。また高学年生が低学年生を手伝いながら一緒に作業するようにすれば、学校の一体感も高まるだろう。教師は基本を教えるだけで、実際の作業は児童たちに任せ、出来栄えにばらつきが出れば、その原因を児童たちに考えさせれば、立派なアクティブラーニングになると思う。長い目で見れば農業に興味を持ち、農業関係に従事する若い人も増える可能性もある。人手による農業を衰退産業にしてはならない。

■プレミアム農業デー

 日原 和志(中央大学商学部1年、18歳)

プレミアムフライデーならぬ「プレミアム農業デー」を各企業が導入したらどうか。

月に1回決められた日に仕事を早く終え、勤務先の屋上にある畑で農業に取り組む。実際に自分が野菜などを育てることで、大人になって改めて食べ物のありがたみを感じることができ、食べ物を大切にしようと考えるようになると思う。さらに、食べ物を大切にしようとする大人の姿は家庭だけでなく、様々な場で多くの子供たちの見本になるだろう。育てた野菜は会社内に販売所を設けることで、安く購入できる。

今の時代は食べ物のありがたみを感じなくなっている。大切さを再認識するにはまず、大人から食べ物を大事にする姿を見せていく必要があるのではないか。

プレミアム農業デーの導入によってつくられる「食べ物を大切にしよう」という気持ちは、きっと食料不足の問題解決につながっていくと思う。

■5G体験プログラム

 大森 隆登(駒沢大学グローバル・メディア・スタディーズ学部3年、20歳)

消費者の共感を得るためには、消費者に農業を体験してもらうことが必要だと思う。具体的には、農家の生活をしてみることだ。しかし、都心にいながら体験することは難しい。都心部の農家の数は減っているし、農業が盛んな地域に行くのにも費用が掛かる。それらを解決できるのが5G通信だと思う。あらかじめ農地にロボットを置いておく。消費者が5Gを利用しロボットを操作することで、まるで自分がそこにいるように感じられる。そこで種まきから収穫までを体験してみると、農家の人々の気持ちが分かるだろう。その結果、農業を身近に感じることができる。また、そのロボットも農業体験に使われない時は、自立して動くプログラムを入力する。そうすると、日常的に農家のお手伝いをすることになり、生産者の負担も軽くなるだろう。このような未来は非常に面白そうだ。

【以上が紙面掲載のアイデア】

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