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解説者の目(池田浩美)

なでしこ、示した進化…未来へ夢つなぐ銀

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2012/8/10 8:50
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銀メダルを手に笑顔の「なでしこジャパン」=写真 小川望

銀メダルを手に笑顔の「なでしこジャパン」=写真 小川望

金メダルにはあと一歩届かなかったが、なでしこらしい戦いはできていた。女子サッカーの決勝で、日本は1-2で敗れて銀メダル。世界ランキング1位の米国に屈したものの、堂々と渡り合い、昨年の女子ワールドカップ(W杯)優勝から、さらに進化した姿を世界に示すことができた。また、W杯優勝で湧き起こったブームの火を消さず、次代の選手や少女たちの夢を膨らませる素晴らしい五輪初メダルだったと思う。

プレッシャーをはねのけ

昨年の女子W杯で優勝し、五輪でも金メダルを期待されたなでしこの選手たちは、この1年間、ものすごいプレッシャーだったはずだ。

しかし、その重圧をはねのけ、アジア予選を勝ち抜いて五輪切符をつかみ、さらにロンドンの舞台でも決勝にまで駒を進めたことをまずはたたえたい。

決勝の戦いを振り返ってみると、前半、8分に左サイドでパスを受けたモーガンの折り返しを、ロイドに頭で合わされ、先制されてしまった。

前半、米国のロイド(中央)に先制点を許す=写真 小川望

前半、米国のロイド(中央)に先制点を許す=写真 小川望

今大会5得点の米国のエース、ワンバックに気を取られてしまったわけではないだろうが、2列目から飛び込んできた選手にやられてしまった。

小さなスキをつかれて2失点

後半9分にはセンターライン付近からドリブルをしかけてきたロイドに対してDF陣がずるずると下がってしまい、強烈な右足のミドルシュートをたたき込まれた。

ディフェンスの人数は十分に足りていた。なのに、ボールを保持しているロイドに、誰がチェックにいくのかといった約束事がきちんとできていなかった。

考えてみると、1失点目も、2失点目もほんの小さなスキ。しかし、こんな小さなスキでも世界最高峰の相手だと失点につながってしまう。

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