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欧州サッカー、ファンの熱気にこそ魅力
サッカージャーナリスト 原田公樹

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2012/8/4 7:00
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ロンドン五輪のサッカーの試合を見て回っているが、違和感をぬぐえない。日本代表の男女の快進撃に胸は躍るが、何か足りないのだ。数試合を見たあとでようやくその理由が分かった。

魅力は観客席含めた場内の空間

スタジアムの雰囲気が、いつも見ているイングランドや、欧州のリーグ戦とは、かなり異なることに違和感を覚えていたのだ。改めてサッカーの試合の魅力は、ピッチ上の戦いだけではなく、観客席を含めた場内の空間にある、と気づかされた。

これまで50カ国以上であらゆるレベルのサッカーの試合を見てきたが、最も雰囲気が漂っているのは英国だと思っている。

私にとって最高のスタジアムは、グラスゴーのセルティックパーク。かつて中村俊輔(現横浜F・マリノス)が所属したセルティックの本拠地だ。

次いで2番目に気に入っているのは、リバプールの本拠地アンフィールド。これら2つの何がいいかというと、張り詰めた緊張感があることだ。特に両スタジアムは、ダービーマッチになると、十倍増しくらい、さらに緊張を漂わせる。

応援の優劣、男女ともに日本優勝

Jリーグや日本代表戦では絶対に味わえない、熱気が場内に詰まっているのだ。その同じ英国で五輪は開催されているのに、なぜこんなにも違うのか。

まずファンの数だろう。今回のロンドン五輪で日本は、地元英国をはるかにしのぐ。参加国のうち、最大数のファンが英国各地を転戦。男女代表の試合を追っている。だが会場はどこも満員にはならない。半分以上が空席、という試合も多い。

そのなかでも日本の熱心なファンたちは観客席の一角に集まり、苦労して持ち込んだ太鼓を合図に大声を張り上げて「善戦」している。おそらく応援の優劣で争えば、日本は男女ともに優勝だろう。

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