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解説者の目(池田浩美)

なでしこ、メダルへ必要な3つの「C」

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2012/7/25 7:00
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 昨年の女子ワールドカップ(W杯)優勝の再現はなるか――。サッカーの日本女子代表(なでしこジャパン)は、いよいよ25日午後5時(日本時間26日午前1時)にロンドン五輪の初戦となるカナダ戦を迎える。2004年のアテネ五輪でベスト8、08年の北京五輪ではベスト4と着実に成長を遂げてきた「なでしこ」。ロンドンでは悲願のメダルを手にすることができるだろうか。なでしこジャパンの元主将で、解説者の池田浩美さんにメダル獲得へのポイントなどを聞いた。

池田浩美さん

池田浩美さん

素晴らしかったフランス

五輪に向けた最後の調整試合となった19日のフランス戦は、日本の出来がどうこうというより、フランスのレベルの高さに驚いた。

これまでフランスの試合はあまり見たことがなかったが、スピードがある上にボールさばきも素晴らしく、自陣ゴール前からでもパスをつないできた。なでしこの良さがまったくといっていいほどに封じられ、試合は0-2で完敗した。

なでしこの佐々木則夫監督は、大会直前まで手を抜かず、きっちりと仕上げてくるタイプの指揮官。今回のフランス戦も、直前までハードな練習を課していたというから、なでしこイレブンの動きに「らしさ」が感じられなかったのは疲労のピークにあったからかもしれない。

フランスに敗れ、うつむく沢(中央)ら=写真 佐光恭明

フランスに敗れ、うつむく沢(中央)ら=写真 佐光恭明

一方、フランスの方はいつでも本番OKという感じ。そんなコンディションの違いも、試合結果になって表れたのだと思う。

なでしこ、負けて良かった?

ただ、なでしこイレブンにとって負けてよかったのではないか。

昨年の女子W杯で優勝し、その後も今年3月のアルガルベカップ決勝でドイツに3-4で敗れた以外は、今春まで順当に勝利を積み重ねてきた(引き分けも2試合)。選手たちの間には「こんなにうまく進んでいいのかな」といった戸惑いもあったはずだ。

しかし、6月にスウェーデン招待で米国に1-4で敗れ、今回フランスにも完敗。選手も負けて逆に落ち着いたのではと思う。

負けることで反省するし、それまで気づきにくかった課題も見えてくる。なでしこたちは、五輪本番までにきっちりと修正してくれるものと期待している。

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