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マンUのファーガソン監督はなぜ嘘をついたか
サッカージャーナリスト 原田公樹

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2012/7/20 7:00
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ところが31日に、アーセナルは宮市がボルトンに期限付き移籍することを発表した。あとで分かったことだが、ボルトン側はかなり早い段階でアーセナルへ宮市を獲得したい、というオファーを出していたという。

記者会見の時点でアーセナルのベンゲル監督の頭の中には宮市の期限付き移籍の選択肢はあったはずだが…

記者会見の時点でアーセナルのベンゲル監督の頭の中には宮市の期限付き移籍の選択肢はあったはずだが…

真っ正直に答える監督は…

27日の記者会見の時点で、たとえ具体的な交渉は始まっていなかったとしても、少なくともベンゲル監督の頭のなかには、その選択肢があったはずだ。

もちろん真っ正直に記者の質問に答え、事実を明かす指揮官はなかなかいない。積極的にヒントになるような事実を漏らして、わざわざクラブに波風を立てるような必要もないからだ。

つまりサッカーの世界で監督は、クラブや選手を守り、対戦相手を化かして勝利を得るため、日常的に嘘をつかなければならない職業なのである。

会見は「記者と監督との真剣勝負の場」

これは日々指揮官と接する記者のほうが、その点を心しておかなければならない、ということなのだろう。そういう意味で、記者会見は「ジャーナリストと監督との真剣勝負の場」ともいえる。

李忠成が所属するサウサンプトンのナイジェル・アドキンス監督も、また嘘つきである。

フィジカル・トレーナー出身で苦労してプレミアの監督まで上り詰めた人だから、基本的にはとてもいい人だ。

ファーガソン監督のような威圧感はまったくないし、ベンゲル監督のような近づきにくさもない。普通に接して、雑談もできる。

だが、こんなことがあった。3月13日の練習中、李は足裏を踏まれて負傷。当初は打撲のみで、1~2週間で復帰できるという診断だった。

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