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マンUのファーガソン監督はなぜ嘘をついたか
サッカージャーナリスト 原田公樹

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2012/7/20 7:00
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日本のみならず、英国や地元の報道陣の間で一斉にため息が漏れた。18日、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)のプレシーズンマッチ第1戦。南アフリカのダーバンで行われた、地元のアマズルFCとの親善試合のキックオフ1時間前のことだ。

先発リストに「香川真司」の名前はなく

先発リストに「香川真司」の名前が載っていなかったからだ。正確に言えば、英語で「チームシート」と呼ばれる、その紙に先発なら「P(=Play)」の欄にチェックが入っている。

しかし香川の項目は「S(=Substitution)」の箇所にチェックが入っていた。つまり「サブ=控え」だったのである。

世界中のかなりの数のメディアが、「シンジ、華やかにマンUでデビュー」という記事を書くつもりだっただろう。

前日の会見では「先発」と発言していたのに…

当然である。その前日、マンUのサー・アレックス・ファーガソン監督は公式会見でこう話していたからだ。

「シンジは明日、チチョリート(エルナンデス)とともに先発するだろう」

さらにこう続けた。

「ドイツでとても素晴らしいシーズンを過ごした。2年目の昨季は、1年目よりよかった。シンジは素早く、知的で、過去2シーズンのドルトムントでのゴール記録は素晴らしい。FWでもMFでもプレーできる。日本人選手らしくよく動き、規律正しい。うまくやってくれると思う」

そう大きな期待を口にしたが、実際にプレーしたのは、ロスタイムを含めて最後の5分弱。その理由も「チチョリートの足がつったから代えたんだ」と指揮官は説明した。

つまり、はなから香川を出場させるつもりはなかったのだ。ファーガソン監督は公式の場で、堂々と"嘘(うそ)"をついたのである。

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