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なでしこ、壮行試合で快勝にも浮かんだ懸念
サッカージャーナリスト 大住良之

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2012/7/13 7:00
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2週間後に迫ったオリンピック開幕。日本サッカー協会は11日に東京・国立競技場で男女そろっての壮行試合を開催、女子代表(なでしこジャパン)はオーストラリア女子代表に3-0で勝ったが、男子U-23日本代表はニュージーランドU-23代表と1-1で引き分けた。

試合結果は女子が「明」、男子は「暗」だったが、私の目に映ったものはそれとは逆で、男子の試合にはこれまでにない手応えがあり、なでしこは懸念が広がる試合だった。

懸念された沢、岩清水は問題なくプレー

なでしこジャパンはGK福元美穂(岡山湯郷)、DFは右から近賀ゆかり(INAC神戸)、岩清水梓(日テレ)、熊谷紗希(フランクフルト)、鮫島彩(仙台)、MFはボランチに沢穂希(INAC神戸)と阪口夢穂(日テレ)を並べ、右に川澄奈穂美(INAC神戸)、左に宮間あや(岡山湯郷)、そしてFWに安藤梢(デュイスブルク)と大儀見優季(旧姓永里、ポツダム)という先発。コンディションにばらつきはあるものの、現時点のベストメンバーと見ていい布陣だった。

ケガでことしにはいってから欠場が続いていたDF岩清水と病気明けのMF沢のプレーレベルが落ちていないか懸念されたが、岩清水は前半のみのプレーだったもののまず問題はなかった。

沢も闘志あるディフェンスと前線への飛び出しという彼女らしいプレーで存在感を見せ、後半13分に左CKからのこぼれ球を蹴り込んでチーム3点目のゴールを決めた後に交代した。

試合を安定させるために必要な2人が十分プレーできると分かったのは、この試合の大きな収穫だった。

宮間のPKでようやく先制

相手のオーストラリアは、昨年、ワールドカップ(準々決勝で敗退)後に行われたオリンピック予選で敗退、15年のワールドカップに向けて若返らせたチームで、先発11人のなかに17歳の選手が3人も含まれていた。「完成されたチーム」である、なでしこにとって、問題にならないはずの相手だった。

しかし、なでしこはボールを支配するもののなかなか決定的な形をつくることができなかった。

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