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ラグビー四宮、仏リーグで感じた世界の壁

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2012/7/15 7:00
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ラグビー元日本代表で、自身4カ国目となるフランスリーグで今季プレーしていた四宮洋平(33)が5月にシーズンを終えた。憧れの舞台に立てた喜びが大きかった一方、レベルの高さを実感した。これまでニュージーランド(NZ)やイタリアなど強豪国で経験を積んできても感じた世界との壁。海外を渡り歩いてきた日本人ラガーマンにフランスラグビーはどう映ったのだろうか。

今季仏2部リーグのエクサンプロバンスに在籍した

今季仏2部リーグのエクサンプロバンスに在籍した

足の速さをいかせる国はフランスしかない

フランス南部に位置するエクサンプロバンス。地中海に面し、年間通して晴天が多いこの地方は、画家ポール・セザンヌの出身地ということもあって文化の街という印象が強い。

「お金持ちが多いところで、街全体はすごくきれい。雰囲気も最高」。四宮は今季、そこに本拠を置く2部チーム「エクサンプロバンス」を新天地に選んだ。

ここ数年、フランスリーグにアプローチし続けてきた。その背景には小さい頃からの強い憧憬があった。

「NZとは違って体が小さくても華麗に素早くボールをつないでいくラグビーをする。バックスの選手なら誰しも憧れる」

自分の持ち味である足の速さをいかせる国はフランスしかない。そこで実力を試してみたい。そう思ったからこそ、四宮は「1部でも2部でも構わない、プロ選手として厳しい世界に身を置きたかった」。

最初からトラブル続き

ただ、最初からトラブル続きだった。フランスリーグのシーズンは9月~5月で、四宮がチームと移籍で基本合意したのは9月。すぐに合流できると考えていたが就労ビザの取得に思わぬ時間がかかり、調整を続ける日本で足止めされた。

「早く行きたくて仕方なかった」。50メートル走で5秒台を記録するなど、コンディションは万全だっただけに、「ジレンマはあった」と胸の内を明かす。

ようやくチームに合流できたのは12月。すでにシーズンの半分が終了していた。例年16チーム中10位あたりの成績のチームは上位争いを演じて絶好調。ただでさえ出遅れたハンディがある四宮には焦りもあったはずだ。ましてやフランス語でコミュニケーションが取れない不安があったことは想像に難くない。

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