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主役をつかめ

やるからには北島超え 競泳 萩野公介

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2012/7/20 16:00
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ロンドン五輪に臨む日本競泳陣のエースがチーム最年長の北島康介(日本コカ・コーラ、29)なら、次代のエース候補は17歳の萩野公介(栃木・作新学院高)だ。

個人メドレー2冠の萩野は北島以来の高校生代表に

個人メドレー2冠の萩野は北島以来の高校生代表に

高校生での代表入りは男子では北島以来で、個人メドレー2種目の日本王者。ただしこちらの「コースケ」は、友人から公の字をもじられて「ハムスケ」と呼ばれている。

4月の日本選手権(代表選考会)では400メートルで日本記録を塗り替え、昨夏世界選手権3位の堀畑裕也(日体大)も退けた。背泳ぎが個人種目で勝負できそうなほど強い。肩が軟らかくて可動域が広く、両肩が水面からせり上がるように力強く進む。

小さいころから全国大会で活躍し、7個の中学記録を持つ。ただ、本人は天才と言われることに戸惑ってきた。

「僕の思う天才は練習をしなくても軽々とタイムを出せる人。僕は日々の練習で大変です。天才じゃないのにと思ってきた」

思うようにタイムが出ないとき、「なぜだ、なぜだ」と悩む姿は普通の高校生。中学2年生で右ひざ半月板を痛めて手術、6週間も泳げず、お先真っ暗の気持ちになった。

所属の御幸ケ原SSで指導を受ける前田覚コーチのひと言がなければ潰れていたかもしれないという。「しっかり待て。心配しなくても、この先頑張ってもらうから」

4月の選考会の400メートル個人メドレー決勝。「4分10秒で泳ぐぞ」。前田コーチに言われても半信半疑だった。泳いでみれば堀畑の銅メダルタイム(当時の日本記録)を1秒72も上回る4分10秒26。コーチが待ち続けた天賦の才は五輪に合わせるように花開いた。

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