スポーツ > コラム > 記事

主役をつかめ

攻めの持ち味貫く バドミントン 藤井・垣岩組

(1/2ページ)
2012/7/19 16:55 (2012/7/19 16:57更新)
保存
共有
印刷
その他

4年前の北京五輪。藤井瑞希と垣岩令佳(ともにルネサス)はバドミントン会場の客席で所属先の先輩、末綱聡子・前田美順ペアの応援に声をからしていた。

藤井(右)と垣岩は自在に前衛と後衛を入れ替わる=共同

藤井(右)と垣岩は自在に前衛と後衛を入れ替わる=共同

目の当たりにしたのは地元中国の世界ランク1位ペアを撃破した「スエマエ」の出世試合。「私たちも絶対にこの舞台に立ちたいと思った」と藤井は言う。

誓いは成就した。今月3日に発表された女子ダブルス世界ランキングは日本勢最上位の4位。1カ国2組までという出場枠を巡り、世界ランク7位内で3組が争った激しい選考レースを勝ち抜き、尊敬する末綱・前田組(現8位)とともに五輪切符を手にした。

23歳の藤井と22歳の垣岩。絶大な人気を誇った「オグシオ」(小椋久美子・潮田玲子ペア)、昨年の世界選手権銅メダルの「スエマエ」とは趣が異なるペアだ。

先輩たちが粘り強い守備をベースとしたのに対し「フジカキ」が貫くのは攻撃的バドミントン。末綱も「中国っぽい」と評する。

コンビネーションにも特徴がある。普通のペアほど前衛と後衛の持ち場を分けていない。多彩なショットが打てる藤井が前、長身で強打を誇る垣岩が後ろという基本形こそあるが、自在にポジションを入れ替わる。

藤井は「2人で1つというか、2人でフィニッシュまで持っていくのが私たちのバドミントン」と表現する。

ペア誕生は7年前。ともにバドミントン留学した青森山田高で出会い、2年の藤井と1年の垣岩は初めて組んだ。

「最初からコートの中でとても居心地が良かった。不思議な感覚だった」と述懐するのは藤井だ。1年後の高校総体を制した。

  • 1
  • 2
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

電子版トップスポーツトップ

主役をつかめ 一覧

新城は少人数で逃げるレースをけん引し、最後まで足をためておくことができる

 生まれは沖縄・八重山、育ちはフランス。新城幸也(ヨーロッパカー、27)は自転車ロードレースの本場、欧州たたき上げの日本人レーサーだ。
 五輪には初参戦でも、由緒ある「3大ツール」では知られた顔だ。日本 …続き (2012/7/27)

田中和にとって平行棒は「相棒」だ

 体操の男子代表、田中和仁(27、徳洲会)には得点を稼げる種目が2つある。平行棒と鉄棒だ。2009年の世界選手権で種目別銅メダルを獲得した平行棒は「高校の時から得意だった」。一方、鉄棒は「もともと苦手 …続き (2012/7/26)

女子470級で近藤(左)と田畑組は世界ランク1位=共同共同

 動力を持たない全長470センチメートルのヨットを、風の力と乗員2人の判断力だけで走らせる。このセーリング470級で近藤愛(31、アビーム)と田畑和歌子(28、同)のペアは目下、世界ランキング1位にい …続き (2012/7/25)

ハイライト・スポーツ

[PR]