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五輪でゴール死守、「理詰め」のGK 権田修一(上)

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2012/7/7 7:00
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「サッカーに正解はない」とよくいわれる。その「サッカー」の部分は「ゴールへの道筋」と言い換えてもいいのかもしれない。近道、遠回り、どんな道を選ぶにしろ、ゴールの創造に機転やひらめきは欠かせない。時には運というスパイスもまぶされる。論理を超えたその意外性こそが人々を熱狂させるのだと。

ゴールを背にする仕事の重さゆえ、何事も精査しないと気が済まない

ゴールを背にする仕事の重さゆえ、何事も精査しないと気が済まない

とことん理詰めにサッカーを考える

逆の立場から見ればどうなのだろう。FC東京の、そしてこの夏のロンドン五輪で日本のゴールを死守する権田修一(23)はとことん理詰めにサッカーを考える。

「相手がすごかった、しょうがない、ですませると何も解決しない気がする。失点の理由も突き詰めておけば似たシーンがきたとき、防ぐ確率は高まるはず」

例えば、6月23日のJリーグ、C大阪戦。この試合で権田は前後半に1本ずつ1対1のピンチを防いだ。はた目にはファインセーブ連発に見えたが権田の解釈は違う。

1本目は相手陣内のCKから一気にゴール前までカウンターでボールを運ばれた。これが一番の問題点で、シュートを止めたこと自体は、DFたちが戻るべきところに戻り、最後に残ったシュートコースを自分がふさいだだけのこと。

2本目は左に倒れながら、残った右足を浮かせてシュートをブロックした。

何事も精査しないと気が済まず

「どんな体勢になってもゴールは割らせない気持ちは見せられた」というが、技術的には「体を倒すのが早過ぎた。メッシ(アルゼンチン代表のFW)だったら、倒れた自分を見て足に当てないようにシュートを浮かしたはず」

イチかバチかの超美技を褒められて喜ぶより、阻止する確率が高いプレーができなかった悔しさの方が募ってしまう。

そうやって何事も精査しないと気が済まないのはゴールを背にする仕事の重さゆえだろう。

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