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なでしこ、敗戦でつかんだ五輪への手応え
サッカージャーナリスト 原田公樹

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2012/6/22 7:00
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これで選手たちの五輪メンバー入りへのサバイバルゲームは終わった。佐々木監督は7月2日、18人のメンバーを発表する予定だ。

技術や組織力は依然として優れる

五輪に出場する16カ国を見比べると、やはり米国と日本の2強がずぬけている。なかでも米国は日本よりも強いが、依然として日本の技術や組織力が格段に優れているのはスウェーデン戦でも明らかだった。

第2勢力がフランスとスウェーデン、ブラジル、さらに地の利のある英国代表。なでしこは1次リーグを首位で突破し、準々決勝もミスなく力を出し切れば、準決勝までは難なく勝ち上がるだろう。

対戦相手にもよるが、いかにそこから2連勝して再び黄金色のメダルを手にするかが本当の勝負だ。

まさにその準決勝からの2戦で連勝するため、なでしこはさらにレベルアップしなくてはならない。

なでしこにはまだ伸びしろ

つまり今回、1-4で大敗した米国にいかに打ち勝つか。米国にスキがないわけでもない。実際、米国はチームの仕上がり具合が早過ぎる、と感じた。すでに18人の登録メンバーに絞り込み、コンディションも上々で早くも臨戦態勢が整っている様子だった。

一方、日本は今後サバイバルレースがなくなった18人で、壮行試合の7月11日のオーストラリア戦(国立)、最終準備試合の19日のフランス戦(パリ)を戦う。

さらに1次リーグの25日のカナダ戦、28日のスウェーデンとの再戦(ともにコベントリー)、31日の南アフリカ戦(カーディフ)と戦いながらコンディションを上げていくことになる。

いまは米国と1-4というスコアの違いほどの実力差はあるが、なでしこには、まだまだ伸びしろがある。こうした五輪へのアプローチの違いが、準決勝か決勝での再戦で結果となって現れるのではないか。

ぜひ、昨年のW杯と同様に米国のスンダーゲ監督や選手らが、悔しそうにする表情を再び目の前で見たいと思っている。

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