トップ > 特集 > アーカイブ > 記事

窮電社会 長い夏が来る
写真は語る

(1/3ページ)
2012/6/18 3:30
共有
印刷
その他

暑い夏が間近に迫ってきた。政府は関西電力大飯原子力発電所3、4号機の再稼働を決めたが、それでも今夏の電力需給は綱渡りだ。電力各社は火力発電所をフル稼働させ、急場をしのごうとしている。一方、電力問題の深刻化は太陽電池の普及も後押ししており、ビルや住宅に大胆に採用する例も出てきた。ただ、補助的な電源の域は脱していない。

7月上旬の稼働を前に試験運転中の中部電力上越火力発電所。気化した液化天然ガス(LNG)を排出する炎がタンクを赤く染めていた。中部電力は電力融通でも活躍する予定だ(新潟県上越市)

7月上旬の稼働を前に試験運転中の中部電力上越火力発電所。気化した液化天然ガス(LNG)を排出する炎がタンクを赤く染めていた。中部電力は電力融通でも活躍する予定だ(新潟県上越市)

1-2号機蒸気タービンの試験運転を開始し、中央制御室で数値のモニタリングをする中部電力の職員ら。「10メガワット」の表示が出ると、拍手と歓声が湧き起こった

1-2号機蒸気タービンの試験運転を開始し、中央制御室で数値のモニタリングをする中部電力の職員ら。「10メガワット」の表示が出ると、拍手と歓声が湧き起こった

LNGは天然ガスをマイナス162度まで冷やして液化したもの。タンクは魔法瓶のような構造だが、LNGは徐々に気化するため、余ったガスを塔から排出する。主成分のメタンは温室効果が二酸化炭素と比べて21倍あり、燃焼させた方が環境に良い

LNGは天然ガスをマイナス162度まで冷やして液化したもの。タンクは魔法瓶のような構造だが、LNGは徐々に気化するため、余ったガスを塔から排出する。主成分のメタンは温室効果が二酸化炭素と比べて21倍あり、燃焼させた方が環境に良い

あちこちで溶接の火花が散り、足場に覆われて建設が進む2号系列。1号系列の1号機(出力59.5万キロワット)は7月上旬に稼働する。2号系列が完成し、総出力238万キロワットの火力発電所となるのは2014年5月の予定

あちこちで溶接の火花が散り、足場に覆われて建設が進む2号系列。1号系列の1号機(出力59.5万キロワット)は7月上旬に稼働する。2号系列が完成し、総出力238万キロワットの火力発電所となるのは2014年5月の予定

火力発電では石炭燃料も活躍している。福島県いわき市の常磐共同火力・勿来発電所では、屋内貯炭場に運ばれた石炭が、サラサラと音をたて山となっていた

火力発電では石炭燃料も活躍している。福島県いわき市の常磐共同火力・勿来発電所では、屋内貯炭場に運ばれた石炭が、サラサラと音をたて山となっていた

小名浜港に積まれた約1万トンの北海道釧路産の石炭。輸入価格の上昇で国産炭の競争力が高まっている。北海道炭は海外炭に比べて硫黄分が少なく、環境への負荷が小さいのもメリット

小名浜港に積まれた約1万トンの北海道釧路産の石炭。輸入価格の上昇で国産炭の競争力が高まっている。北海道炭は海外炭に比べて硫黄分が少なく、環境への負荷が小さいのもメリット

東京ガス根岸工場に6万7000トンのLNGを積み豪州からやってきたタンカー。ここから供給される都市ガスは、普及が進む家庭用燃料電池による発電にも使われている(横浜市磯子区)

東京ガス根岸工場に6万7000トンのLNGを積み豪州からやってきたタンカー。ここから供給される都市ガスは、普及が進む家庭用燃料電池による発電にも使われている(横浜市磯子区)

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次へ
共有
印刷
その他

電子版トップ

電子版トップ特集トップ