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貧打・阪神の象徴…悩める元4番・新井貴

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2012/6/8 7:00
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阪神ファンの間でも「勝負弱い」というイメージがすっかり定着してしまった感じがある。シーズン序盤は好機で凡退すると、「やっぱり新井貴は打てへんな~」と笑いの種になっていたものだが、次第に笑えないほど深刻さを増してきた。

責任感の強さは人並み以上なだけに

今では新井貴が打席に向かうだけでザワザワと甲子園球場に妙な空気が漂うようになり、凡打に倒れると「アライ、ええ加減にせい!」とヤジが飛ぶ。

もちろん打ってほしいというファンの愛情の裏返しなのだろうが、生真面目な性格で知られる新井貴は、そんな声を聞き流すことができない様子。

打てないほどにヤジが大きくなり、ヤジが大きくなるほど肩に力が入ってバットが空を切るという悪循環に陥っているようにも見える。

今年の春季キャンプ前に、「試合を決めるような一打を打ちたい。自分の責任を果たしたい」と口にするなど、責任感の強さは人並み以上。

不振についての報道陣の問いかけにも多くを語らないが、「借りを返さなければ」と試行錯誤を続けているのは間違いない。

■5日に先発復帰して2安打

6月5日の楽天戦。6番・三塁で4試合ぶりに先発復帰すると、内野安打と左前打で約2週間ぶりの複数安打を放った。

和田監督は「ああやって結果を出すことで状態が上がってほしいし、いいときを思い出してほしい」と期待を寄せる。

その和田監督は開幕前、一般論として打者の資質についてこう語っていた。「シーズン144試合を戦う上で一度のスランプもなく、ずっと調子がいいなんていう選手は絶対いない。どんな選手でも2回か3回は状態が悪い時期があって、その期間をいかに短くできるかが一流と一・五流、あるいは二流との差になってくる」

08年の北京五輪では日本代表の4番も打った新井貴。一流の証明のために、そして何より主軸としてチームを上位へ浮上させるために、そろそろ地元ファンをうならせるような快打を連発したいところだ。

(本池英人)

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