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貧打・阪神の象徴…悩める元4番・新井貴

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2012/6/8 7:00
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ただし、そんな中でも「打点だけ」はきっちり稼いでいるのが新井という打者の不思議なところ。ここまで25打点はリーグ2位タイという立派な数字だ。

打点は挙げているものの…

適時打や犠飛、あるいは内野ゴロでも、塁上の走者をホームに迎え入れれば刻まれるのが打点。チームに得点をもたらすという勝利に直結する仕事だから、打点を稼ぐのは主軸打者として最も重要な役割である。

昨季も打点王のタイトルを獲得している新井貴。だが、こうした数字が必ずしも勝負強さの証しにはなっていない。その理由を示すのが、5月27日の西武戦後に和田監督が苦笑気味に語った言葉だ。

「どこの打順にいても新井貴のところにチャンスが回ってくるのが我がチーム」。不振のため6番だったこの日の試合でも、同点の八回に1死満塁という絶好の場面で打席に立ち、あえなく遊ゴロで併殺に倒れている。

得点圏打率は2割1分5厘

幸か不幸か、不思議と前を打つ打者が出塁してお膳立てしてくれることが多いのだ。好機を数多く引き寄せる"引力"はある種の天分かもしれないが、それをしっかり結果に結びつけなければ周囲の印象はむしろマイナス。

つまり、分子(打点)はそこそこ多いけれども、それ以上に分母(得点機)が大きいというのが現状である。

新井貴の得点圏打率は2割1分5厘。他チームの主軸と比べると、ヤクルトの畠山(1割9分6厘)やバレンティン(2割9厘)よりは若干高いものの、DeNAの中村(4割5分)や巨人の長野(3割9分)には遠く及ばない。とても満足な数字とはいえないだろう。

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