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W杯へ好発進…完勝劇を生んだ「コンビネーション」
サッカージャーナリスト 大住良之

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2012/6/5 7:00
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ワールドカップ2014年ブラジル大会の出場権を懸けたアジア最終予選が3日、ついに幕を開けた。過去を振り返ると、どの大会でも過度の緊張感のなか行われ、苦戦を余儀なくされたその初戦。しかし、アルベルト・ザッケローニ監督率いる日本代表は、3-0という文句のないスコアでオマーン代表に快勝した。

オマーン戦の前半、先制のゴールを決める本田

オマーン戦の前半、先制のゴールを決める本田

シュート数でも圧倒

シュート数がすべてを物語っている。日本が17だったのに対し、オマーンは1。そのオマーンが放ったたった1本のシュートも、前半43分にMFドゥールビーンが左タッチライン近くから日本選手3人に囲まれて困った末にけったボールだった。

それはクロスのけり損ないのようにも見えたが、ボールは日本ゴールに向かって飛び、GK川島永嗣(リールセ)が楽々とキャッチした。相手をほとんどペナルティーエリアに入れさせない「完勝」といってよかった。

コンビネーションのサイド突破と本田のシュート

前半11分の先制点は本当に見事だった。右サイドからの攻撃をはね返されたが、DF今野泰幸(G大阪)がセンターサークル左外で拾ったところから始まった攻撃。ボールを少しもって出た今野が左サイドに戻ってきたFW前田遼一(磐田)にくさびのパスを送った。

前田はトリッキーなワンタッチパスで斜め前方のFW香川真司(ドルトムント)に渡した。そして香川もワンタッチで前田にリターン。その瞬間、左のいちばん外側にいたDF長友佑都(インテル・ミラノ)がタイミングよくダッシュ。それに合わせて前田がワンタッチでパスを送り、長友が抜け出した。

ゴール前にはFW岡崎慎司(シュツットガルト)も待っていた。しかし、長友のクロスはその頭を越え、やや右に走り込んできたMF本田圭佑(CSKAモスクワ)にぴたりと合った。

本田の左足のインサイドボレーは、オマーンの国民的英雄であるGKアリ・アルハブシを破ってネットに突き刺さった。

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