2019年7月24日(水)

銀行窓販、注意も必要
一時払い終身保険「預金と勘違い」 早期解約で元本割れも

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2012/6/3 7:10
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保険、投資信託、外貨預金――。銀行の窓口に行けば色々な金融商品を選べる時代になってきた。低金利が続くなか、いずれも円預金よりも高い「利息」が付くことをアピールする。ただ、銀行で扱う商品でも預金とは違い、元本割れすることもある。人気商品に育つ一方、トラブルも増えている「一時払い終身保険」を取り上げて、銀行の窓口販売商品の注意点を考える。

銀行の窓口では資産運用の相談ができるカウンターを設けているところが多い。現在の預金残高や今後の運用の方針を話すと、担当の行員から様々な金融商品の提案を受けることができる。

■高い「利息」魅力

売れ筋商品の一つが、決まった年数が経過すると一定の利回りが確実に見込める定額型の一時払い終身保険だ。数百万円単位の保険料を一括で払い込む生命保険商品で、何歳まで生きても亡くなったときに保険金が支払われる。中途解約した際に受け取る払戻金に銀行預金より高い「利息」が付くことも魅力だ。

住友生命保険の「ふるはーとW」では60歳男性が1000万円を払い、10年後に解約したときの払戻金は1050万円。年利率に換算すると約0.5%となり、メガバンクの10年物定期預金の金利(5月時点、300万円以上)の0.15%前後を上回る。預金の利子は20%課税だが、一時払い終身保険の利息は50万円まで原則非課税だ。

定額型であれば解約時の払戻金は運用期間が延びるにつれて増える。何年後にいくら受け取ることができるかが購入時に決まるため、一時払い終身保険は最初から解約することを見越して運用商品として活用する人が目立つ。事前に医師の診察も必要ないものが一般的だ。

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