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大胆・心配り…日本ハム・栗山采配の妙

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2012/5/29 7:00
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栗山新監督率いる日本ハムが、ここまで26勝19敗2分け(28日現在)のパ・リーグ2位と好調をキープしている。大黒柱だったエース、ダルビッシュの抜けた穴を埋めるべく先発・救援陣が踏ん張り、12球団トップのチーム打率(2割5分7厘)を誇る打線がきっちり援護。勝負どころでの用兵、采配もぴたりと決まるなど、栗山流の戦術がうまく機能している。

自らの言葉で選手を鼓舞

現役引退後は球界を離れていただけに、栗山監督の就任にあたっては現場での指導力を不安視する向きもあった。だが、シーズンが始まってみると、自らの言葉で選手を鼓舞し、やる気と潜在能力を引き出すという点で、スポーツキャスター時代に培った経験を存分に発揮しているように映る。

栗山監督の下で開花した最たる例が、今季すでに5勝(2敗)を挙げている6年目左腕、吉川だろう。

ルーキーイヤーに4勝を挙げながら、3年目以降は勝ち星ゼロ。栗山監督から「今年駄目ならおれがユニホームを脱がせる」と厳しい言葉を投げかけられた今季、先発の一角に定着。もともと定評のあった真っすぐの威力が増し、150キロに迫る直球を軸に安定した投球を見せている。

登板翌日には話し合いの場

その左腕に「今までの悔しさを晴らすためには一球一球、魂をこめて投げるしかない。走者を1人でも出したら代えられるぐらいの意識でやってほしい」と栗山監督。登板翌日には、外野の一角で話し合いの場を持っている。

前日の投球の課題、反省点を口に出させることで、次回への修正点をはっきりさせるのが狙いだ。

吉川は5月23日のDeNA戦で5勝目を挙げたものの、5回0/3を1失点でマウンドを降りた。中盤は毎回、先頭打者を安打で出し、「ふざけんなっていう感じ。あそこで代えたことに何かを感じてくれるはず」。監督は試合後、厳しい言葉を発した。

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