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日本人初の快挙、8000メートル峰14座登頂 竹内洋岳

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2012/5/26 21:38
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日本人初の「14サミッター」となった竹内洋岳(右)。無酸素、シェルパを頼まないシンプルなスタイルを貫く

日本人初の「14サミッター」となった竹内洋岳(右)。無酸素、シェルパを頼まないシンプルなスタイルを貫く

日本山岳界の悲願ともいうべき世界の8000メートル峰、最後の14座目を目指していたプロ登山家の竹内洋岳(ひろたか、41歳、ICI石井スポーツ所属)が26日、ネパール北部のヒマラヤ山脈のダウラギリ1峰(8167メートル、第7位)登頂に成功し、超人ラインホルト・メスナー(イタリア)以来、世界で29人目の「14サミッター」に、日本人として初めて名を連ねた。 

今年のヒマラヤは天候が不安定で、長くBC(ベースキャンプ=4700メートル)に停滞を余儀なくされたが、それから解放されるかのように、23日早朝、竹内洋岳とカメラマンの中島ケンロウが元気に出発した。

足かけ18年、世界29人目の快挙

途中C2(キャンプ2、6600メートル)からC3(7200メートル)に向かって6800メートルにさしかかったところ、中島が体調不良を訴え、チョー・オユーに続く登頂はならず、下山した。

竹内洋岳の8千メートル14座完登の道のり
1マカルー1峰(8463メートル)1995年
2エベレスト(8848メートル)1996年
3K2(8611メートル)1996年
4ナンガパルバット(8125メートル)2001年
5アンナプルナ1峰(8091メートル)2004年
6ガッシャーブルム1峰(8068メートル)2004年
7シシャパンマ(8027メートル)2005年
8カンチェンジュンガ(8586メートル)2006年
9マナスル(8163メートル)2007年
10ガッシャーブルム2峰(8035メートル)2008年
11ブロードピーク(8051メートル)2008年
12ローツェ(8516メートル)2009年
13チョー・オユー(8201メートル)2011年
14ダウラギリ(8167メートル)2012年

(注)ナンガパルパット以降はいずれも無酸素での登頂

ここからは竹内が単独で頂上を目指すことになった。C3に25日14時20分到着。山岳気象のスペシャリスト「ヤマテン」の猪熊隆之から「26日の風はこの数日でもっとも弱い状態になる」との朗報が入っていた。

竹内は順調に高度を稼いで26日についに頂上に立った。C3を午前1時半に出発し、頂上にたどりついたのが午後5時半。16時間がかりのアタックだった。14座目の頂上は風が強く、視界が悪かったという。

1995年のマカルー1峰登頂から足かけ18年、14座最後となるダウラギリ峰の無酸素登頂を果たし、感激もひとしおだろう。

もっとも、18年かかったといっても、竹内の意識のなかでは、2001年の4座目のナンガパルパットから彼の本来の登山が始まっている。

10人ばかりの国際公募隊に誘われて参加した。費用をシェアし、お互いをファーストネームで呼び合うフランクな関係に竹内は組織登山にはない喜びと自由を見いだす。

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