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意外に不人気…五輪サッカー、チケット売れ残りの理由
サッカージャーナリスト 原田公樹

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2012/5/25 7:00
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実はサッカーだけではなく、ロンドン五輪のほかの競技のチケットも、結構売れ残っている。日本で注目されている競技を挙げると、バレーボールやビーチバレー、卓球、体操、柔道、レスリングなどが、まだ数千から1万枚以上が買えるという。

■02年W杯の「悲劇」が繰り返される可能性も

今回のチケット販売の方法は、英国を含めた欧州の居住者は「チケットマスター」というチケット販売最大手が運営する専用ウェブサイトにアクセスして購入。

その他の国の人々は各五輪委員会によるが、日本の場合は、JOC(日本オリンピック委員会)の公式代理店を通じて買うことになっている。

現在、最終の第3次販売中だが、当初から「二重売り」やチケットは売っているのに「買えない」というエラーが多発。先日も実際に買おうとしたら、最終の支払いの画面でフリーズして買えなかった。いまだスムーズに買いたい人が買える状況にはなっていない。

かつて2002年ワールドカップ日本・韓国大会のとき、FIFA(国際サッカー連盟)の委託を受けたバイロム社が、チケットを独占販売。しかし運営の不手際を多発して、郵送の遅延や二重売り、大量の空席が出るなど一大スキャンダルになった。

今回、ロンドン五輪でこのまま事態が改善されなければ、02年W杯の「悲劇」が繰り返される可能性はある。

夢のような出来事が起こるかもしれないが…

さて男子の五輪サッカーは? というと、こちらも世界では、あまり人気がない。ベッカムやギグスがメンバー入りする可能性がある英国代表に対しても、ファンらはとても冷静だ。

これまで英国4協会の独立性が特例として認められ、たとえばフル代表としては、それぞれイングランド代表、スコットランド代表、ウェールズ代表、北アイルランド代表がW杯や欧州選手権などへ参戦が認められてきた。しかし「英国代表」としてしか参加が認められない五輪へは、1972年のミュンヘン五輪予選敗退を最後に参加を取り止めていた。だが今回は開催国の「英国五輪代表」として、約40年ぶりに統一のドリームチームが結成される。

1次リーグではセネガル、アラブ首長国連邦、ウルグアイと対戦。さらに準々決勝、準決勝、決勝と計6戦を勝ち抜けば、地元優勝という夢のような出来事が起こるかもしれないのに……である。

今季もプレミアリーグ取材の合間や、移動中に各クラブのファンらと話す機会があり、そのたびにこの「英国代表」のことを聞いてみた。だが、不思議なくらい、ほとんどの人がまったく興味を持っていないのだ。

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