欧州サッカーウォッチ(清水秀彦)

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チェルシー欧州王者に ドラマ生んだドログバの輝き

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2012/5/21 7:00
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サッカーの欧州チャンピオンズリーグ決勝が19日、ミュンヘンで行われ、チェルシー(イングランド)がバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)をPK戦(4-3)で下して初の欧州王者となった。ロンドンのクラブが優勝したのは初めて。延長(1-1)でも決着がつかずにPK戦にもつれこんだ激闘を制した勝因はどこにあったのか……。

ドルトムント戦を研究していたのでは?

チェルシーはブンデスリーガ(ドイツリーグ)でドルトムントがバイエルンを抑えた4月11日の試合を研究していたのではないかと思う。ウイングに位置するバイエルンの強烈な2人のドリブラー、リベリとロッベンの抑え方がそっくりだった。

左のリベリがボールを持ったら、チェルシーはSHバートランドが寄せて縦に行かせる。そこにSBボジングアが詰めて2人で囲むようにする。そうやってリベリを中に誘い込む。

もちろん中央ではボランチとCBがスペースを埋めているから、リベリにすれば強引にシュートを打つぐらいしかできない。チェルシーのGKは名手のチェフなので、ミドルレンジからのシュートは入りそうもなかった。

チェルシーの策にはまったバイエルン

右のロッベンに対しても同じ対応の仕方だ。2人は本来は両外の深い位置まで突破して、えぐりたいところだが、うまく人がたくさん待つ中央に誘導されてしまった。バイエルンは完全にチェルシーの策にはまった感じだ。

しかも、CFゴメスのプレーに大きな問題があった。おそらく、いつものようにリベリ、ロッベンがお膳立てしてくれるだろうから、ゴメスは中央で最後の仕事をすればいいという考え方だったのだろう。

ゴメスはゴール前から動かなかった。相手に常に囲まれているので、あれではMFがくさびのパスを入れられない。ゴメスが外に流れたり、低い位置に下りたりしなかったため、チェルシーのCBはスライドせずに済んだ。

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