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ロンドン五輪、サッカー男女同時メダルはなるか
サッカージャーナリスト 大住良之

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2012/5/4 7:00
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大津と宮市が入れば、MF清武、MF東慶悟(大宮)と組んで強力な攻撃ラインができる。そして酒井高は、U-23日本代表の課題のひとつだった左サイドの守りを強化する最高の人材となるだろう。

センターバックに「オーバーエージ」がほしい

関塚監督に残されたもう一つの補強の道が「オーバーエージ」である。

攻撃陣はJリーグやヨーロッパのクラブで活躍している選手たちが顔をそろえているのに対し、予選を戦ってきた守備陣を見ると、とくにセンターバックは経験豊富な選手が少ない。

日本はアジア2次予選、そして最終予選と、五輪出場へ向けて8試合の予選を戦ったが、その全戦でセンターバックのコンビを組んだのは鈴木大輔(新潟)と浜田水輝(浦和)だった。

鈴木は一昨年にJリーグにデビュー、レギュラーになったのは昨年のことだった。そして浜田は浦和ではなかなか出番がなく、昨年に五輪予選を通じて大成長したが、今季も現在のところJリーグでは守備固めの交代出場という形が多い。

GK権田修一(FC東京)と右サイドバック酒井宏樹(柏)はクラブで豊富な出場経験をもち、2人ともAFCチャンピオンズリーグに出場。酒井は昨年のFIFAクラブワールドカップ出場の経験があり、日本代表候補にも選ばれている。できれば経験豊富なセンターバックを1人は「補強」したいのが、関塚監督の本音だろう。

伊野波あるいは阿部なら理想的

だが、それは誰になるのか。現在日本で最も信頼の高いセンターバックは今野泰幸(G大阪)だろうが、ザッケローニ監督にとって不可欠な存在。吉田麻也(VVVフェンロ)とともに、選出は難しい。伊野波雅彦(神戸)、阿部勇樹(浦和)、あるいは田中マルクス闘莉王(名古屋)といった経験豊富な選手たちが候補になるのではないか。

選手枠が18人ということを考慮すると、センターバックだけでなく複数のポジションができる選手だとなおいい。伊野波も阿部も、現在所属クラブではボランチとしてプレーしていて、サイドバックの経験もあるので理想的だ。

ただし五輪期間中にJリーグが3節行われるため、日本サッカー協会とJリーグの間では「1クラブ3人まで」という取り決めがある。その条件をクリアし、なおかつ本人が意欲的で、クラブも了承することが条件となる。

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