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早くも2監督が解任…Jリーグで「嵐」は続くか
サッカージャーナリスト 大住良之

(5/5ページ)
2012/4/20 7:00
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ポポビッチ監督のサッカーを助けた前監督の指導

一方、ポポビッチ監督はもう何年間もFC東京を率いているかのようにチームをまとめ上げている。DF今野泰幸という大黒柱を失った痛手をものともせず、「チームで戦う」ことを徹底、若い選手が急激に伸びている。

選手に指示を出すFC東京のポポビッチ監督

選手に指示を出すFC東京のポポビッチ監督

MF梶山陽平などの中心選手と目されていた選手たちが負傷などで戦列を離れても、MF長谷川アーリアジャスール、大竹洋平、田辺草民、そして韓国U-23代表のDF張賢秀(チャン・ヒョンス)といった若手が見事なプレーを見せ、チームを牽引(けんいん)する。

ミハイロ・ペトロビッチ監督のサッカーもポポビッチ監督のサッカーも豊富な運動量を必要とするが、FC東京では昨季指揮をとった大熊清前監督が鍛え込んだことが今季のサッカーによく生かされ、それがポポビッチ監督を助けている。

■無計画なチームづくりでは…

こうやって見てくると、チームの浮沈を握るのは、もちろん監督自身の力量も大きいが、それだけでないこともよく分かる。監督の選任に当たって、その監督が力を発揮できる選手をどこまで用意できるかが、非常に重要なのだ。

それが監督の手腕とうまくマッチすれば、FC東京のようにチームは突然爆発的な力を発揮する。また、浦和のように、監督の仕事を大きく助けることになる。

その一方で、無計画なチームづくり、名前のある選手を獲得すればいいというような補強では、監督の仕事は悲惨なものとなる。そして「プロサッカーのさだめ」として、不成績の責任は監督の一身に背負わされることになる。

今季のJ1では、すでに2人の監督が解任の憂き目を見た。そして、それが遠からぬ時点で3人に、あるいは4人にと増える可能性も、十分あるのである。

(記録は19日現在)

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