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藤原新選手から学んだ「マラソンを楽に走る方法」
編集委員 吉田誠一

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2012/3/9 7:00
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東京マラソンで日本人トップの2位に入り、ロンドン五輪出場を確実にした藤原新選手(東京陸協)は実は私の恩人なのだ。こちらが勝手にそう思っているだけではあるが……。今シーズン、私がフルマラソンで信じられないほど自己ベストを連発できているのは彼のおかげだと言っていい。

東京マラソンで日本人最高の2位でゴールした藤原新選手(2月26日)

東京マラソンで日本人最高の2位でゴールした藤原新選手(2月26日)

■変わった表現を駆使したランニング論

藤原選手が2010年にJR東日本を退社し、「プロ」となった後、何度か取材等でじっくり話す機会があった。彼は(私もそうだが)ランニングについてなら、何時間でも、いや、おそらく何十時間でも話し続ける。

ちょっと変わった表現を駆使したランニング論に、私はすぐに引き込まれた。何しろ、こんな表現をするのだ。

「疲れたときに『これだ』と思ったフォームでレースを走ってしまうと、うまくいかないことがある。疲労しているときに有効だったソフトウエアを、元気なときに使うとバグが出るんです」

ソフトウエアだとか、バグだとか、ランニングの話では普通、聞かれない語彙が言葉の端々に出てくるのである。

■楽に走り切る方法は「ありますよ」

理屈っぽいと言えないこともなく、小難しいと言えないこともなく、変わっていると言えなくもないが、とにかく話が面白い。

簡単に言うと「マラソン・オタク」ということになるのかもしれない。ランニングの科学、力学、工学を楽しそうに語る。

その彼に、私は尋ねた。

「マラソンを楽に走り切る方法はある?」

そのとき、彼は即答した。

「ありますよ」

えっ、あるの? 私は身を乗り出した。これはじっくり聞いておいたほうがいい。だれだって、マラソンを楽に走りたいのだ。

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