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フィジー、ラグビーW杯で強豪国を脅かす存在に

2019/5/17 21:30 (2019/9/23 22:30更新)
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パシフィック・ネーションズカップで日本と対戦するフィジー(7月27日、岩手県釜石市の釜石鵜住居復興スタジアム)

パシフィック・ネーションズカップで日本と対戦するフィジー(7月27日、岩手県釜石市の釜石鵜住居復興スタジアム)

ラグビー・フィジー代表は、強豪国を追う第2勢力のチームの筆頭格。

ラグビー・ワールドカップ(W杯)では、1987年、2007年にベスト8入り。国際大会パシフィック・ネーションズカップは15~18年に4連覇。18年秋にフランスに初勝利。世界ランキング10位。愛称は「フライング・フィジアンズ」。試合前に戦いの舞「シビ」を披露する。

W杯オーストラリア戦の前に戦いの舞「シビ」を披露するフィジー代表(9月21日、札幌ドーム)=共同

W杯オーストラリア戦の前に戦いの舞「シビ」を披露するフィジー代表(9月21日、札幌ドーム)=共同

ラグビーが国技とも言えるお国柄で、7人制競技では長く世界のトップレベルを維持している。16年リオ五輪で優勝、フィジーに同国初の金メダルをもたらした。

ロックのナカラワはフランスの有力クラブ、ラシン92に所属。18年欧州最優秀選手(18年11月のスコットランド戦)=ロイター

ロックのナカラワはフランスの有力クラブ、ラシン92に所属。18年欧州最優秀選手(18年11月のスコットランド戦)=ロイター

現在、多数のフィジー選手がフランスやイングランドなどの有力クラブで活躍しており、日本大会のフィジー代表はタレントぞろいの布陣。強豪国にとっても気を抜けない相手になりそうだ。

■W杯日本大会、9月20日キックオフ

ラグビーW杯は4年に1度、20チームが参加して世界一を決める大会。総観客数などから夏季五輪、サッカーW杯に次ぐ「世界で3番目のスポーツ大会」と呼ばれる。
アジアで初開催となる2019年日本大会は9月20日~11月2日に行われる。20チームを5チームずつ4組に分けて1次リーグを実施。上位各2チームで決勝トーナメントを行う。

W杯、アジア初9月キックオフ

■フィジーは1次リーグD組、初戦を落とす

フィジーは、激戦区のD組に入り、開幕2日目の9月21日にオーストラリアと対戦。後半20分までリードしたが逆転負けした。

W杯オーストラリア戦の後半3分、トライを決めるフィジーのナヤザレブ(9月21日、札幌ドーム)=共同

W杯オーストラリア戦の後半3分、トライを決めるフィジーのナヤザレブ(9月21日、札幌ドーム)=共同

チーム紹介・オーストラリア

前戦から中3日で迎える9月25日のウルグアイ戦は、世界が注目する釜石会場の初戦。

W杯では1次リーグの2試合が釜石で行われ、海外の出場4チームが町を訪れる。
W杯D組のフィジーは9月25日、釜石でウルグアイと対戦する(7月の日本代表戦)

W杯D組のフィジーは9月25日、釜石でウルグアイと対戦する(7月の日本代表戦)

フィジーは激戦の1次リーグD組突破へ、魅惑のランニングラグビーでトライ量産を狙う。
ファンは世界中から押し寄せる。ラグビーどころで被災地でもある釜石は、海外からのチケット引き合いが特に多い。

釜石、ラグビーW杯で目指す町の「夢」

第3戦の相手は、スクラムやモールなどFW戦に自信を持つジョージア。ジョージアも第1戦のウェールズ戦を落としており、両チームとも決勝トーナメント進出のために負けられない一戦。

ジョージア・チーム紹介

第4戦はウェールズ戦。

1次リーグの行方を決める一戦としてはD組のウェールズ―フィジー戦(10月9日、大分)もある。同カードは2大会連続。4年前はフィジーが敗れたが、接戦だった。

1次リーグ、好勝負たっぷり

チーム紹介・ウェールズ

■8強進出ならD組勝ち上がりチームと対戦

1次リーグの各組上位2チームが決勝トーナメントに進出する。

フィジーが入ったD組の1位はイングランド、フランス、アルゼンチンなどが入ったC組の2位と準々決勝を戦う。

D組2位で8強入りした場合、準々決勝の相手はC組1位チーム。どちらの試合も会場は大分。

さらに勝ち上がった場合、準決勝、決勝の舞台は横浜だ。

18年のフランス戦でトライを決めるラドラドラ。フランスのクラブ、ボルドー・ベグルの主力選手でもある(パリ近郊)=AP

18年のフランス戦でトライを決めるラドラドラ。フランスのクラブ、ボルドー・ベグルの主力選手でもある(パリ近郊)=AP

■「フィジアンマジック」は健在

変幻自在のパスまわしとランニングで相手を翻弄する「フィジアンマジック」は健在。人気のあるプレースタイルと実力派が並ぶ布陣で、フィジー代表は日本大会の注目チームになりそうだ。

その一方で、主力の大半が海外クラブでプレーしていることから、チームの熟成の面で課題を抱えているのも事実。W杯本番までに、さらに大会中にチームが1つにまとまれるどうかが、1次リーグ突破のカギとなる。

フィジー代表フランカーのヤトはフランスの強豪クラブ、クレルモンの主力選手(ロイター)

フィジー代表フランカーのヤトはフランスの強豪クラブ、クレルモンの主力選手(ロイター)

■フィジー代表監督はマッキー氏

フィジー代表のマッキー監督=AP

フィジー代表のマッキー監督=AP

フィジー代表監督はジョン・マッキー(John McKee)氏。ニュージーランド出身。フランスの有力クラブであるモンフェラン(現クレルモン)コーチ、トンガ代表のテクニカルアドバイザーなどを経て2014年にフィジー代表監督に就いた。

15年からパシフィック・ネーションズカップ4連覇。17年にイタリア、スコットランドに勝利、18年にフランスを破るなど実績を重ねている。

フィジー代表主将のワンガニンブロトゥ

フィジー代表主将のワンガニンブロトゥ

主将はフランカーのワンガニンブロトゥ。激しいタックルで相手の前進を止め、フィールド上のボールへの働きかけも速い。

■フィジー、マオリ・オールブラックスを撃破

フィジーは7月13日、強豪のマオリ・オールブラックスに快勝した。

■フィジー、W杯前哨戦PNCで日本に敗れる

毎夏に開催されるパシフィック・ネーションズ・カップ(PNC)は、環太平洋諸国の代表チームの強化を目的とした国際大会。今年の大会はW杯の前哨戦にも位置づけられた。

フィジーは開幕節に釜石鵜住居復興スタジアムで日本と対戦し敗れた。得意のオフロードパスがつながらなかった。

日本、強豪フィジーに快勝

フィジーは日本戦の後、首都のスバにカナダを迎えて完勝。最終節はサモアとのライバル対決を制し、2勝1敗でPNCを終えた。大会は日本が3戦全勝で優勝した。

フィジーは8月31日、トンガに競り勝ち、3連勝でW杯前のテストマッチを締めくくり、W杯本番を迎えた。

〔このページは記事や写真などを随時更新します〕

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