2019年6月19日(水)

出場チーム紹介

フィジー、ラグビーW杯で強豪国を脅かす存在に

2019/5/17 21:30 (2019/6/14 14:00更新)
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18年秋のスコットランド戦で戦いの舞い「シンビ」を披露するフィジー代表(エディンバラ)=ロイター

18年秋のスコットランド戦で戦いの舞い「シンビ」を披露するフィジー代表(エディンバラ)=ロイター

ラグビー・フィジー代表は、強豪国を追う第2勢力のチームの筆頭格。ラグビー・ワールドカップ(W杯)では、1987年、2007年にベスト8入り。国際大会パシフィック・ネーションズ・カップは15年から4連覇中。18年秋にはフランスに初勝利。世界ランキング9位。愛称は「フライング・フィジアンズ」。試合前に戦いの舞い「シンビ」を披露する。

ラグビーが国技とも言えるお国柄で、7人制競技では長く世界のトップレベルを維持している。16年リオ五輪で優勝、フィジーに同国初の金メダルをもたらした。

前回のW杯イングランド大会(15人制)では、ホスト国イングランドとの開幕試合、続くオーストラリア戦に連敗。ウェールズにも一歩及ばす、激戦区の1次リーグを突破できなかった。16~17年のパシフィック・ネーションズ・カップの結果、オセアニア予選1位となり日本大会の出場権を獲得した。

ロックのナカラワはフランスの有力クラブ、ラシン92に所属。18年欧州最優秀選手(18年11月のスコットランド戦)=ロイター

ロックのナカラワはフランスの有力クラブ、ラシン92に所属。18年欧州最優秀選手(18年11月のスコットランド戦)=ロイター

現在、多数のフィジー選手がフランスやイングランドなどの有力クラブで活躍しており、日本大会のフィジー代表がタレントぞろいの布陣になるのは確実。強豪国にとっても気を抜けない相手になりそうだ。

■釜石で日本代表とW杯前哨戦

フィジーは19年7~8月に行われるパシフィック・ネーションズ・カップ(PNC)に参戦する。環太平洋諸国の代表チームの強化を目的とした国際大会で、今年の大会はW杯の前哨戦にも位置づけられる。日本も4年ぶりに参加する。参加6カ国はそれぞれ3試合を行い(総当たりではない)勝ち点で優勝を決める。

フィジーはPNCに先立ちマオリ・オールブラックスと2連戦。その後来日して、7月27日(土)に釜石鵜住居復興スタジアムで日本と対戦する。W杯でも釜石のフィールドに立つフィジーにとって本番に向けた準備としても価値ある一戦といえる。

日本戦のあと、首都のスバにカナダ、サモアを迎える。PNCを戦い終えるとW杯は目前だ。

■W杯日本大会、9月キックオフ

ラグビーW杯は4年に1度、20チームが参加して世界一を決める大会。総観客数などから夏季五輪、サッカーW杯に次ぐ「世界で3番目のスポーツ大会」と呼ばれる。

アジアで初開催となる2019年日本大会は9月20日~11月2日に行われる。20チームを5チームずつ4組に分けて1次リーグを実施。上位各2チームで決勝トーナメントを行う。

W杯、アジア初9月キックオフ

■W杯1次リーグ、フィジーはD組

フィジーは、1次リーグを激戦区のD組で戦う。

1次リーグの行方を決める一戦としてはD組のオーストラリア―フィジー戦(9月21日、札幌)や、ウェールズ―フィジー戦(10月9日、大分)もある。両カードは2大会連続。4年前はいずれもフィジーが敗れたが、接戦だった。

1次リーグ、好勝負たっぷり ラグビーW杯

9月25日のウルグアイ戦は、世界が注目する釜石会場の初戦。

W杯では1次リーグの2試合が釜石で行われ、海外の出場4チームが町を訪れる。

フィジーは激戦の1次リーグD組突破へ、魅惑のランニングラグビーでトライ量産を狙う。

ファンは世界中から押し寄せる。ラグビーどころで被災地でもある釜石は、海外からのチケット引き合いが特に多い。

釜石、ラグビーW杯で目指す町の「夢」

10月3日のジョージア戦も気を抜けない。フィジーにとって強化が必要とされる肉弾戦は、ジョージアが得意とする領域だ。

1次リーグの各組上位2チームが決勝トーナメントに進出する。

フィジーが入ったD組の1位はイングランド、フランス、アルゼンチンなどが入ったC組の2位と準々決勝を戦う。

D組2位で8強入りした場合、準々決勝の相手はC組1位チーム。どちらの試合も会場は大分。

さらに勝ち上がった場合、準決勝、決勝の舞台は横浜だ。

18年のフランス戦でトライを決めるラドラドラ。フランスのクラブ、ボルドー・ベグルの主力選手でもある(パリ近郊)=AP

18年のフランス戦でトライを決めるラドラドラ。フランスのクラブ、ボルドー・ベグルの主力選手でもある(パリ近郊)=AP

■「フィジアンマジック」は顕在

変幻自在のパスまわしとランニングで相手を翻弄する「フィジアンマジック」は顕在。人気のあるプレースタイルとオールスター的な布陣で、フィジー代表は日本大会の注目チームになりそうだ。

その一方で、主力の大半が海外クラブでプレーしていることから、チームの熟成の面で課題を抱えているのも事実。W杯本番までに、さらに大会中にチームが1つにまとまれるどうかが、1次リーグ突破のカギとなる。

フィジー代表フランカーのヤトはフランスの強豪クラブ、クレルモンの主力選手(ロイター)

フィジー代表フランカーのヤトはフランスの強豪クラブ、クレルモンの主力選手(ロイター)

■フィジー代表監督はマッキー氏

フィジー代表監督はジョン・マッキー(John McKee)氏。ニュージーランド出身。フランスの有力クラブであるモンフェラン(現クレルモン)コーチ、トンガ代表のテクニカルアドバイザーなどを経て2014年にフィジー代表監督に就いた。

パシフィック・ネーションズ・カップ4連覇に加え、17年にイタリア、スコットランドに勝利、18年にフランスを破るなど実績を積み上げている。

18年秋の欧州遠征の主将はフランカーのワンガニンブロトゥが務めた。

〔このページは記事や写真などを随時更新します〕

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18年秋のスコットランド戦で戦いの舞い「シンビ」を披露するフィジー代表(エディンバラ)=ロイターロイター

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18年6月のイタリアと日本のテストマッチシリーズは1勝1敗だった

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AP

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