2019年1月18日(金)

未来面「つくりかえよう。」

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 日本経済新聞社は、読者や企業・団体の皆さんと一緒に日本の課題について考え、議論する「未来面」をスタートしました。今期のテーマは「つくりかえよう。」 革新的なアイデアをお寄せください。企業のトップが選んだ優れたアイデアは新聞紙面や日経電子版で紹介します。アイデアの投稿はこちらから。
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新しい時代の医療や健康の在り方は?
読者の提案 尾堂真一・日本特殊陶業会長兼社長編

未来面
(1/3ページ)
2018/12/25 2:00
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尾堂会長兼社長の提示した「新しい時代の医療や健康の在り方は?」という課題に対し、多数の投稿をいただきました。紙面掲載分を含めて、当コーナーでその一部を紹介します。

■健康を数値化する

 奈良 勇輝(一橋大学法学部3年、21歳)

あらゆるお金の動きがオンライン決済になり、個人の消費活動のすべてがデータ化される。いつ、どこで、何をどれくらい食べたのか、Suica(スイカ)といったICカード乗車券などの記録から、帰宅や出社の時間を割り出し、何時間寝たのかわかる。それらの「生活の全記録」から、健康のリスクを人工知能(AI)が数値化し、「健康値」が個人の信用情報となる。ローンを組む、保険に加入する、就活をする、そんなときに入力必須の情報となり、学歴、収入、健康値が三高と言われるのかもしれない。そこからまた、一人ひとりが健康に気を遣う社会が生まれ、健康寿命が延び、社会保障費が減るサイクルができあがる。もっとも、一番の勝者はその数値を算出するビッグデータとして多くのユーザーを抱え、決済サービスを提供するIT(情報技術)企業だろう。さまざまな分野に進出した「IT企業」が「グローバル企業」のような死語になったとき、健康社会が実現しているのかもしれない。

■AI+コンビニ受診

 水谷 将明(名古屋大学情報学研究科修士1年、23歳)

気軽に病院を使う「コンビニ受診」という言葉がある。休日診療をコンビニ感覚で手軽に使うという意味だ。この言葉の意味をまったく別のものに変えたい。夜間や休日に病気やけがになった場合の薬を実際のコンビニエンスストアで24時間買えるようにする。現在は、薬剤師などの資格を持った人しか販売できないので、全てのコンビニで薬を売ることはできない仕組みになっている。そこで、人工知能(AI)を使った24時間無料のAI診察装置をコンビニに設置する。この装置に薬の説明から販売まで行ってもらう。もし、重症と判断されれば、今開いている病院を紹介する。店員も医者も一切関与しないので負担を減らせる。この計画の成功には設置するコンビニ業界だけではなく、装置を作る医療機器メーカー、薬を提供する医薬品メーカーなどが協力していく必要がある。社会が協力して機械の力も借りながら、医者の仕事を減らして重症患者に集中できる仕組みをつくろう。

■明るい高齢化社会

 小林 諒子(駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部2年、20歳)

シニア限定のジムや医療センター、カフェなどが入った施設を各地につくったらどうか。現在の日本は「高齢化社会」といわれ、医療費や介護費の問題、また認知症患者の急増など多くの問題が生じている。高齢者は歳を重ねるにつれ、不安を抱え自分をお荷物のような存在だと感じていく。そんな高齢者が集い合い、シニア層向けの無理のない運動ができる場所、自分の悩みを聞いてもらえる場所、同じような考えを持つ人達と交流する場所があれば、彼らの生活は豊かになり、生きる事の楽しさを見いだせるのではないだろうか。「高齢化社会」はマイナス面ばかりで高齢者が日本のお荷物であるというような考えは減るだろう。また、多くのものが人工知能(AI)にとって代わる時代だからこそ、交流の場というものが、生活に豊かさを与えてくれるのではないかと思う。高齢者の生活が豊かになることで、次世代の未来も明るいものになるだろう。

【以上が紙面掲載のアイデア】

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