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次代の大関候補、体は横綱級 大相撲・栃乃若(上)

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2012/2/18 7:00
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目を付けたのは実家の近くにある報徳学園中・高(兵庫県西宮市)で当時監督を務めていた福田耕治だった。「甲子園でも有名な報徳で好きな相撲も取れるなら」と中学からの入学を決めた。福田の下で基礎をたたき込まれた栃乃若はめきめきと頭角を現し、高校3年の夏にはインターハイを制し、高校横綱の称号を手にした。

がぜん、その進路が注目されるようになった。関東、関西の有力校からも声がかかり、大学かプロか、で揺れた。10月、地元兵庫で開かれた国体個人戦の前夜、小学校時代の恩師と深夜まで話し合い、「あした優勝したらプロにいけばいい」と腹を決めた。結果は優勝。ここで気持ちが固まった。

■高校横綱をひっさげ、春日野部屋へ

06年1月、高校横綱の看板をひっさげ、福田と親交があった元関脇栃乃和歌が師匠を務める春日野部屋に入門した。だが、春日野親方はその相撲を見て直感した。「(番付は)上がることは上がるかもしれないけど、このままではそこそこの力士で終わる」。体格に任せて肩越しに上手を取りにいき、差しにこだわって足が止まる。「相撲を変えなければ大成しない」。予感は当たった。

(敬称略)

[日本経済新聞夕刊2012年2月14日付]

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