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美技連発、外野の名手 ロッテ・岡田幸文(上)

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2012/2/11 7:00
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2011年6月15日、東京ドームでの対巨人戦。前年の日本一ロッテがシーズン初の4連勝を飾った試合で、名前を売ったのが岡田幸文(27)だった。

ゴールデングラブ賞に輝いた

ゴールデングラブ賞に輝いた

■守備だけは誰にも負けない

外野の要、中堅の守備位置で見せた巧守は、インターネットの動画サイトに数多く掲載されたこともあり、一躍「全国区」のプレーヤーに名乗りをあげた。

最初の見せ場は、二回裏1死一塁の場面で回ってきた。巨人の阿部慎之助の右中間への大きな打球を一直線に追う。ジャンピングキャッチの後にフェンスに激突して倒れたが、決してボールを落とさなかった。

五回2死一塁では、坂本勇人の左中間へのフライをランニングキャッチ。ギリギリでグラブの先端にボールを引っかけた。八回2死一塁では、小笠原道大の放った右中間への飛球に飛び込み、派手なダイビングキャッチで締めくくった。

「1試合に3度というのは珍しい」と本人が振り返るファインプレーの連発。いずれも走者がいる状況で、しかも当たりは全てヒット性だった。小笠原の一打に飛びついた後、右翼席の巨人ファンからも大きな拍手が送られ、さながら出世試合の様相を呈した。

■一番ほしかったゴールデングラブ賞

「守備だけは誰にも負けたくない」。177センチ、70キロという細身の外野手が常々口にする言葉だ。昨季はプロ入り3年目で初めて全144試合に出場し、その結果が外野手のシーズン連続守備機会無失策359というパ・リーグ新記録。巨人戦のプレーが決してまぐれではないことを証明してみせた。

「一番とりたかった賞。めちゃくちゃうれしい」という、守備の名手に贈られるゴールデングラブ賞も手にした。「プロ入りした時からの一つの目標だった」という勲章だが、「ファインプレーや印象に残るプレーだけが評価されたとは思わない」と言い切る。

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