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王貞治氏は大リーグ殿堂入りできるか
スポーツライター 丹羽政善

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2012/2/6 7:00
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王貞治ソフトバンク球団会長が大リーグの殿堂入りする可能性はあるのだろうか――。1月19日付の日本経済新聞夕刊で、そんな話題に触れた。

■故バック・オニール氏の功績をたたえた賞

少し詳しく説明する。まず、王氏が受賞するとしたら、可能性があるのは「バック・オニール賞」という2008年から表彰が始まった賞だ。

同賞はかつてニグロリーグで活躍し、1962年に初めて黒人として大リーグのコーチとなった故バック・オニール氏の功績をたたえたもので、第1回の受賞者は、そのオニール氏本人だった。

06年2月、大リーグの特別委員会は、かつてニグロリーグで活躍した選手らの貢献を見直し、ニグロリーグチームのオーナーを務めたエファ・マンリー女史ら計17人の殿堂入りを認めている。

しかしながらこのとき、確実と思われていたオニール氏はわずか1票足りずに殿堂入りを逃した。その年の10月、彼が他界すると、それが契機となって「オニール氏のような功労者にも殿堂入りの道を」と、この賞が創設されたそうである。

■野球の魅力を広く世間に伝えたかどうか

受賞資格は、野球を通じた社会への貢献、野球の魅力を広く世間に伝えたかどうか。選手に限らず、フロントオフィスで働く人物も対象で、11年の第2回は、かつてオリオールズなどでゼネラルマネジャーを務め、現在はダイヤモンドバックスの特別社長補佐として働くローランド・ヘモンド氏が選ばれている。

そうした条件からふと浮かんだのが日本で868本塁打を記録し、選手として、監督として広く日本のプロ野球界の発展に貢献し、台湾などアジアの野球界にも影響力のある王氏の名前だったわけだが、功績がアメリカ国内に限定されるのか、日本なども含まれるのかが不明確だった。

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