野田改造内閣、新任5閣僚の横顔

2012/1/14付
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■副総理 岡田克也氏 小沢元代表と溝深まる

野田佳彦首相に民主党代表選出馬を促し、幹事長ながら野田陣営に加わった。首相から「岡田さんが出ていれば自分は出なかった」と言われる関係だ。小沢一郎元代表をかつて「政治の父」と呼んだが、次第に溝が深まり、幹事長時代に元代表を政治資金問題による党員資格停止処分とした。

信念を曲げない「原理主義者」。情報公開に力を入れており、政党支部と資金管理団体の収支報告要旨を自身のホームページで先駆けて公開した。激務でも週2回のジム通いは欠かさない。

■法務・小川敏夫氏 外国人参政権に前向き

裁判官、検事、弁護士を経て政界入りし、菅内閣で法務副大臣を務めた。これまでも法相候補に名が挙がった。昨年11月、参院議長に就任した平田健二氏に代わり参院民主党の幹事長に就任。安倍晋三政権時代の国会審議で、旧日本軍の従軍慰安婦問題を巡り首相とやり合ったこともある。永住外国人の地方参政権付与問題にも積極的だ。

「あらゆる仕事をそつなくこなす」との評価の一方で「生真面目すぎる」との声も。競馬を愛好し、複数の競走馬を所有する馬主でもある。

■文部科学 平野博文氏 鳩山元首相の側近

鳩山由紀夫元首相の側近で、鳩山内閣の官房長官。松下電器産業(現パナソニック)社員や労組時代の経験なども買われ、野田政権では国会対策委員長に起用された。だが、参院の「逆転国会」に苦しみ、本格的な消費税政局を前に国対委員長ポストを外れた。

ざっくばらんな性格。テレビ東京で放映した見ず知らずの旅人を自宅に迎え入れる「田舎に泊まろう!」の大ファンだ。近代史に関心が強く、宿舎には「二百三高地」など戦記物のビデオが山のように積まれている。

■防衛 田中直紀氏 真紀子元外相の夫

妻の田中真紀子元外相から「うちのパパ」と呼ばれる。1983年衆院選に自民党から初当選以来、衆院3回、参院3回という経歴の割に目立たず、政界では「真紀子の夫」という印象が強い。実父は熊本県知事や衆院議員を務めた鈴木直人氏。

日本鋼管(現JFEスチール)でサラリーマンを経験。新潟総合テレビ副社長などを経て政界に入った。民主党の小沢一郎元代表を支持する参院議員の「木曜会」会長。2010年9月の党代表選では小沢元代表の推薦人に名を連ねた。

■国家公安・消費者・拉致 松原仁氏 拉致問題に積極関与

北朝鮮の日本人拉致問題に取り組み、超党派議員連盟の事務局長を長く務めた。2010年8月、日韓併合100年の菅直人首相談話を厳しく批判。沖縄県尖閣諸島沖での中国漁船と海上保安庁巡視船の衝突事件で那覇地検が中国人船長を釈放した際には抗議声明を出し、自衛隊による尖閣諸島の常駐などを主張している。

デフレ脱却議連のメンバーで、デフレ下の消費増税には慎重姿勢だ。日銀の国債の買い入れ拡大などインフレ政策を重視する。早大雄弁会出身で松下政経塾の2期生。

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