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イチローと打順―米国の「3番最強説」は本当か
スポーツライター 丹羽政善

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2012/1/16 7:00
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米国ではマリナーズのイチローの打順変更の可能性がささやかれているが、日本とアメリカでは打順に対する考え方に違いがある。

たとえば2番。日本では器用なタイプの選手が起用されることが多いが、メジャー ではバントなどは想像もできない、スラッガータイプが名を連ねることも珍しくない。

■A・ロッドもかつて2番を打つ

例を挙げるなら現在はレンジャーズのエイドリアン・ベルトレがマリナーズにいたころ(05~09年)、毎年、25本塁打、100打点を期待されるようなクリーンアップタイプだったのに、06年と07年の2年間は2番を100試合以上も打った。

1番のイチローが塁に出れば、投手は変化球を投げにくくなる。2番打者は球種の的を絞りやすくなるから、不振の打者の調整に向いている――というのがその理由で、役割は二の次だった。

これは極端な例としても、エンゼルスでは通算281本塁打の強打者、トリー・ハンターが2番を打ったり、現役最多の通算629本塁打を放っているヤンキースのアレックス・ロドリゲスもマリナーズ時代は2番に入ることがあった。

監督は、最適の打順求め試行錯誤

過去、松井秀喜もヤンキース時代に2番を打っているし、城島健司がマリナーズ入りしたときも、当初は2番が予定されていた。

ただ、そうした考え方がどうであれ、日本でもアメリカでも打順を考えるとき、いかに効率よく得点につなげるかという目的そのものは変わらない。チームの指揮官は、選手の好不調も見極めながら、組み合わせの試行錯誤を繰り返す。

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