就活生を理解していない 間違いだらけの企業「ソー活」
ブロガー 藤代 裕之

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2012/1/5 7:01
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ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の「フェイスブック」に採用情報を公開するページを開設するなど、企業の人材採用でソーシャルメディアの活用が増えている。ソーシャルメディアを使った就職活動が「ソー活」と呼ばれるなど、応募する学生にとってもソーシャルメディアは重要な情報源といえる。

ネット上で企業と学生が簡単にやり取りできるので、採用に関する細かい要望なども確認すれば互いのミスマッチが回避される、というのがメリットのはず。だが、実際は企業からの単なる情報提供ページに終わってしまい、双方向に十分活用できているとは言いがたい。企業はどうすればソーシャルメディアの特性を人材採用に生かせるのだろうか。

■人気があるのはニトリのページ

ユーザーローカルの「ソーシャル就職人気企業ランキング」サイト

ユーザーローカルの「ソーシャル就職人気企業ランキング」サイト

「ソー活」という呼び方は、2011年1月にリクルートが発表した「2011年のトレンド予測」で初めて登場したようだ。リクルートは「選び合いが加速し、対面では「武装」してしまいがちな学生と企業の双方が、ソーシャルメディアなどのオンライン(画面)では本音をさらけ出しあい、リアルな場よりもリアルな双方向の白熱コミュニケーションが展開される」としている。

たとえば、KDDIはフェイスブックと共同でソーシャルメディアを活用した就職活動の応援サイト「talk.」を11年12月に開設。フェイスブックの活用方法を紹介するだけでなく、フェイスブックの友人から長所や短所をコメントしてもらえる「ソーシャル他己診断」の機能や、志望職種や志望業界が似た就職活動中の学生が見つかる、「就活フレンド」というマッチング機能や検索アプリを提供している。

大手企業からは、就職活動用フェイスブックページの開設が相次いだ。アクセス解析企業のユーザーローカル(東京・渋谷)は、「いいね!」ボタンを押しているユーザーを毎日計測してランキングした「ソーシャル就職人気企業ランキング」をサイトで公開している。これによると、総合ランキングではニトリが1位だった(11年12月28日時点)。さらに、日本生命やリクルート、電通、東京海上日動火災保険、大和証券グループ、ポケモン、第一生命保険、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)、博報堂など、学生にもよく知られた企業が並んでいる。

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