2018年11月15日(木)

モディ首相来日 日印の思惑は?
木村恭子編集委員に聞く

日経プラス10「フカヨミ」
2018/11/5 10:00
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ニュースを詳しく解説する「フカヨミ」コーナー。安倍晋三首相とインドのモディ首相は29日に会談しました。さらなる関係強化に舵(かじ)を切った両首脳の狙いについて、日本経済新聞の木村恭子編集委員に聞きました。

水原恵理キャスター

水原恵理キャスター

木村恭子編集委員(10月29日出演)

木村恭子編集委員(10月29日出演)


▼ニュースの骨子
 安倍晋三首相とインドのモディ首相は29日に会談し、デジタル分野で新しいパートナーシップ協力を推進することで一致した。金融危機時に当局同士が750億ドルの資金を融通する通貨スワップ(交換)協定でも合意した。

木村編集委員の解説要旨は以下の通りです。

■別荘に招待 信頼関係さらに深める

モディ首相を別荘に招いた安倍首相

モディ首相を別荘に招いた安倍首相

「安倍首相とモディ首相は1年おきにお互いの国を行き来しています。安倍首相は今回、モディ首相を山梨県・河口湖近くの自身の別荘に招きました。安倍首相が外国の首脳を別荘に招くのは今回が初めてです。かつて中曽根康弘首相がアメリカのレーガン大統領夫妻を都内に保有する自身の山荘でもてなして良好な関係を築きました。その前例にあやかって、モディ首相との個人的な信頼関係を深め、高い経済成長を続けるインドを重視する姿勢をアピールした格好です」

■日印協力 中国との微妙な「三角関係」

「日本とインドの接近の背景には、中国との微妙な三角関係があると思います。というのもインド太平洋地域では中国が港湾や道路などのインフラ整備を進めたうえ、海軍の艦船も展開して急速に影響力を強めています。警戒するインドは日本との関係を強化したいと考えていました。ご存じの通り、日本は中国との間で尖閣諸島問題などを抱えています。『自由で開かれたインド太平洋戦略』の重要なパートナーとして、インドを位置づけており、安倍首相は中国で習近平(シー・ジンピン)国家主席らと会談した直後にモディ首相を日本に招いたとみられます」

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