スポーツ > コラム > 記事

駆ける魂

フォローする

世界18位の市民ランナー マラソン・川内優輝(上)

(2/2ページ)
2011/12/3 7:00
共有
印刷
その他

土曜は駒沢公園(東京)に足を運び、大会などで知り合ったランニング仲間とロング走をこなす。1キロを3分30秒前後のペースで30~40キロ。それ以外の日はジョグのみで、1キロ=5~6分で15~20キロをゆったり走る。休養日はつくらないが、メニューの組み方にメリハリを利かせている。

狙った大会の前は40キロ走を4、5回入れるが、スピード練習で1キロを2分台のハイペースで走ったりはしない。「僕のしていることは普通の市民ランナーでもできること」

■夢は市民マラソン巡りを続けること

タイム設定は高くせず、きちんとこなせる速さにする。「目標を高くして『きょうもできなかった』の連続では走るのが嫌になる。メニューをこなした達成感、充実感が自信につながるんですから」。雑草のようなランナーがそうやって力を養い、世界選手権で走る(18位)までになった。

そんな立場になっても市民マラソンに盛んに出る。競り合いがある分、自分をとことん追い込めるレースを、最高の練習の場と考える。「大会が気分転換の場にもなるし」

とにかく川内は市井のランナーなのだ。「僕は生涯現役の市民ランナー。市民マラソン巡りを続けることが小さいころからの夢」。市民マラソンを取り巻く空気に触れると、生気がみなぎる。

=敬称略

[日本経済新聞夕刊2011年11月28日付]

「スポーツ」の週刊メールマガジン配信中

人気記事をまとめてチェック >>設定はこちら

Twitter
  • 前へ
  • 1
  • 2
共有
印刷
その他

電子版トップスポーツトップ

駆ける魂 一覧

フォローする
天才と言われるのが一番嫌だった

 「相手とケンカができないとだめです」。やや物騒な物言いで中田久美(47)は豪放に言い放つ。「ケンカできる選手がコートの中に何人いるか。それでバレーボールは決まります」
 15歳で日本代表に選ばれた。日 …続き (2012/11/10)

選手にヒントは与えるが、指示はまばらだ

 「世界を知らなければ世界には勝てない」。日立時代、当時の監督、山田重雄からそうたたきこまれて育った。世界一は目指すものではなく、当然つかむべきものだった。ロサンゼルス五輪の「銅」は首からすぐ外し、1 …続き (2012/11/10)

勝負どころではセオリーを外したい

 自分が「バレーはケンカ」と思って戦ってきたから、要所で腰が引けるセッターを久光製薬監督の中田久美は認めない。本人によれば勝負強いセッターとは「大事な局面で意表を突くトスをする。勝負どころであえてセオ …続き (2012/11/10)

ハイライト・スポーツ

[PR]