2019年5月25日(土)
スポーツ > コラム > 記事

駆ける魂

フォローする

世界18位の市民ランナー マラソン・川内優輝(上)

(1/2ページ)
2011/12/3 7:00
共有
印刷
その他

普通の市民ランナーと同じようにネットで好みの大会を探し、参加を申し込む。参加費の入金を忘れて申し込みが無効になったりもする。もちろん航空機や列車やホテルの予約も自分でこなす。考えてみれば当たり前のことだ。川内優輝(埼玉県庁、24)は市民ランナーなのだから。

観光名所やグルメなどレース後も楽しむ

観光名所やグルメなどレース後も楽しむ

■埼玉県庁職員が世界選手権出場

「僕はもともとマラソン大会に付随するものが好きだったんですよ。レースが終わったら、観光名所を訪ねて、おいしいものを食べて、温泉に入って。子どものころから家族で旅行がてら、あちこちの大会に出ていたけれど、楽しかったのはレース後です」

世界選手権(9月、韓国)の調整のために出た士別ハーフマラソン(7月、北海道)を終えると、1人で旭山動物園を訪れ、旭川でラーメンを味わった。そんな話を楽しそうにする。

2009年、埼玉県庁に就職すると春日部高(定時制)に事務職員として配属された。勤務時間は午後0時45分から同9時15分。平日のトレーニングは午前中にこなす。月間の走行距離は600キロ。その走量は市民ランナーの中ではトップクラスだが、1000キロも走る実業団や強豪大学の選手と比べると少ない。

■負荷をかける練習は週2度だけ

しかもスピード走やロング走など、負荷が重い「ポイント練習」は週2度だけ。「実業団のように週に3度もポイント練習をするのは無理。そんなに集中できない。大切なのはメリハリと切り替えです」

水曜をスピード練習の日とし、主にインターバル走に臨む。例えば3分~3分5秒の設定の1000メートルを15本。疾走の設定はきつくせず、むしろ、つなぎの緩走を大事にし、200メートルを遅くても60秒で走る。学習院大の監督だった津田誠一の教えで、心拍数をあまり落とさず次の疾走に入る。

  • 1
  • 2
  • 次へ
共有
印刷
その他

電子版トップスポーツトップ

駆ける魂 一覧

フォローする
天才と言われるのが一番嫌だった

 「相手とケンカができないとだめです」。やや物騒な物言いで中田久美(47)は豪放に言い放つ。「ケンカできる選手がコートの中に何人いるか。それでバレーボールは決まります」
 15歳で日本代表に選ばれた。日 …続き (2012/11/10)

選手にヒントは与えるが、指示はまばらだ

 「世界を知らなければ世界には勝てない」。日立時代、当時の監督、山田重雄からそうたたきこまれて育った。世界一は目指すものではなく、当然つかむべきものだった。ロサンゼルス五輪の「銅」は首からすぐ外し、1 …続き (2012/11/10)

勝負どころではセオリーを外したい

 自分が「バレーはケンカ」と思って戦ってきたから、要所で腰が引けるセッターを久光製薬監督の中田久美は認めない。本人によれば勝負強いセッターとは「大事な局面で意表を突くトスをする。勝負どころであえてセオ …続き (2012/11/10)

ハイライト・スポーツ

[PR]