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マラソンニッポン、復活のカギ 高岡寿成氏に聞く

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2011/11/30 7:00
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「もちろん、ボストンやニューヨークは記録に変わる魅力として高額の賞金があるが、選手たちも起伏が大きかったり、後半にきつい坂のあるコースを選んで練習する。結果として五輪や世界選手権のマラソン、トラック種目でメダルを取ったり、入賞したりと存在感を示している」

「これも米国ならではの理由と言えるかもしれないが、代表選考はマラソンに限らずいつも一発勝負。どんなに強くて実績がある選手でも、その試合で結果を残せなければ選ばれない。そういうシビアな条件の中で、ピンポイントで調子やコンディションを合わせるピーキングの腕が自然と磨かれているように思う」

■環境が充実しすぎて、逆に課題が…

――日本はどうか。

「調子の出来不出来が大きいように感じる。例えば、中長距離の選手の自己ベストは、ほとんどが日体大記録会で出されたものだと思う。毎月のように行われている記録会で、体調が悪ければ回避して次の機会を待てばいい。でも、これでは本当の実力は図れないし、真の力もつかない。マラソンもそうだが、日本は環境が充実していてレースが多いことが、逆に課題をぼやけさせている面があるかもしれない」

――高岡さんのころとは世界のマラソン勢力図も一変した。今はケニア全盛期で世界の20傑をほぼ独占している。日本選手が戦意喪失するのも無理もないかも。

「簡単には状況は変わらないだろう。でも、その中で勝負したいという気持ちを持ち続けなければいけないし、僕の留学先だったクラブも白人選手たちはアフリカ選手と本気で勝負するための練習をしていた。あきらめたらそこで終わり。どこかにチャンスがあると思って取り組むしかない」

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