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マラソンニッポン、復活のカギ 高岡寿成氏に聞く

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2011/11/30 7:00
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国際舞台で苦戦する姿が珍しくなくなってしまった日本のマラソン。今夏の世界選手権では8大会ぶりに男女メダルなしに終わった。12月4日には男子のロンドン五輪国内選考レース第1弾、福岡国際マラソンが行われる。日本記録保持者で現カネボウコーチの高岡寿成氏(41)は「失敗を恐れないチャレンジ」が再浮上のカギと語る。

02年に出した自身のマラソンの日本記録がいまだに破られず「少し残念」と語る高岡寿成氏

02年に出した自身のマラソンの日本記録がいまだに破られず「少し残念」と語る高岡寿成氏

――2002年のシカゴマラソンで樹立した2時間6分16秒の日本記録は、今もまだ破られていない。

「少し残念に思う。その間に世界記録は2分も縮まっている(現在の記録は今年9月のベルリンマラソンでケニアのパトリック・マカウが樹立した2時間3分38秒)。誰かが僕の記録を破ると、立て続けに記録が出ると期待している」

「僕のときも犬伏(孝行)さんが1999年に13年ぶりに日本記録を塗り替え、翌2000年に藤田敦史君、さらに02年に自分と新記録を出した。彼らにできて自分にできないはすがない、という気持ちだった。そういう競争意識が相乗効果をもたらす」

■センスはあるが、ケガが多い

――とはいえ、今年も東京マラソンで川内優輝(埼玉県庁)がマークした2時間8分37秒が国内最高。昨年、一昨年は2時間9分台も年間で1人ずつしか出ない不振だった。

「今の若い選手たちに僕の記録に挑戦できる力がないとは思わない。トラックも含めて(3000メートル、1万メートルの日本記録も保持)、何らかの条件が合わずにクリアできないだけだと思う」

「正直に言って、今の日本の若い選手は僕よりもセンスがあると思っている。トラックでも竹沢健介(エスビー食品)、佐藤悠基(日清食品グループ)、うちの木原真佐人(カネボウ)らニュータイプのランナーが出てきている。でも、共通して言えるのはケガが多いこと。ケガをするのは質の高いトレーニングを積んでいる証しなのだが、そこから一歩先に進まないと何もつかめない」

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