悠々球論(権藤博)

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高木新監督と私、70歳代コンビが率いる来季の中日は…

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2011/11/27 7:00
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70歳の高木守道新監督に12月で73歳になる投手コーチの私、権藤博。我々が落合体制の8年間で常勝球団となった中日ドラゴンズを引き継ぐことになった。29年ぶりに袖を通す古巣のユニホーム、などと感傷に浸っている場合ではない。リーグチャンピオンのチームを託された以上、成績が伴わなければ即おしまい。我々にとってサドンデスの戦いになるだろう。

■今度のユニホームが最後の勝負

8年間中日を率い、好成績を挙げてきた落合博満監督が退任し、コーチ陣も一斉に退く。あまり例をみない政権交代劇といっていい。その当事者になるとは……。

私は2000年シーズン限りで横浜の監督を辞めたあとも、「生涯投手コーチ」を自任し、ネット裏で評論活動をしながら体調を整え、感性を磨いてきた。年齢からいって、今度のユニホームが最後の勝負になるだろうが"ブルペン"での準備は万端だ。

本欄でも「日本の監督の年俸は高すぎる、結果が出なければ即クビの日雇い監督でいいから、いかがですか?」などと自分を売り込み、実際浪人中の10年間に、巨人やその他の球団からコーチの誘いが公式、非公式にあった。それにしても最後のご奉公が中日とは、信じられないくらい話ができている。

■83年以来の中日復帰

1982年に中日の投手コーチとして近藤貞雄監督を支えて優勝したあと、83年に5位に沈んで監督とともに退団した。中日復帰はそれ以来となる。

61年の中日入団時から数えると50年。長い旅からやっと生まれ故郷に戻ったようなものだが、この先厳しい戦いが待ち受けている。心境は「これがまあ ついのすみかか 雪五尺」(一茶)といったところか。

中日から連絡があったときに浮かんだのは「おれにはもう逃げ場所がなくなるんだなあ」という思いだった。

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