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ボクシング・西岡、自ら語るラスベガスで勝てた理由

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2011/11/13 7:00
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「あらゆる展開を想定し、そこから勝利まで持っていく道筋を決めてからリングに上がる」と語る西岡

「あらゆる展開を想定し、そこから勝利まで持っていく道筋を決めてからリングに上がる」と語る西岡

ダウンシーンは1度もなかった。「玄人好みというか、素人受けする試合ではなかったかも」と語る。だが、序盤の劣勢にも冷静に対処してペースを握った内容は、18年のプロキャリアで培われたマネジメント力を感じさせた。

■「試合前の準備が大事」

「試合前の準備が大事。こういう展開になったらこう行くと、パターンをしっかり整理しておく。理想的な勝ちパターンだけでなく、ダウンしたとき、目をカットして出血したとき、左が当たらないとき、相手が足を使ってきたとき。あらゆる展開を想定し、そこから勝利まで持っていく道筋を決めてからリングに上がる」

「今回でいえば予想外だったのはジャブだけ。(本来は好戦的な)マルケスが足を使ってくることも頭に入れていたし、8回にバッティングで頭部から出血したときも冷静でいられた」

■海外進出への「道は切り開いたと思っている」

日本のボクシング界にとって永遠の憧憬と思われたラスベガスのリングを現実に変えた。2年前にもメキシコでベルトを守っており、2度の海外防衛も日本出身の王者で初の快挙。国内のリングに閉じこもってきた内弁慶な歴史に風穴を開け、これからのボクサーが進むべき道を示したといえる。

「僕自身が海外の水が合うというのもあるけれど、日本の選手もどんどん外に出ていってほしい。しっかりした技術が身についていれば、米国勢やメキシコ勢にも十分対抗できる。現地のプロモーターやファンの日本選手への関心も高まっているはず。道は切り開いたと思っている」

もちろん、一番道が開かれたのは西岡自身である。試合後、世界的プロモーターのボブ・アラム氏は「米国を第二のホームにしてほしい」とラブコールを送り、次期スーパースター候補のバンタム級王者ノニト・ドネア(フィリピン)、4階級制覇王者のホルヘ・アルセ(メキシコ)ら強豪選手たちが次々と対戦に名乗りを上げた。

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