フィギュアの世界

フォローする

フィギュア、「回転不足」って何なのか

(1/4ページ)
2011/11/11 7:00
共有
印刷
その他

フィギュアスケートのシーズンが始まり、11日から北海道の真駒内セキスイハイム・アイスアリーナでNHK杯が開催される。ブームのおかげか国民性か、日本ほどルールに熱心なファンが多い国もないだろう。記者だけでなく、専門家も、ときにファンからの熱過ぎる質問にたじろいでいる。この夏、弊社にもこんな質問が寄せられた。

「ジャンプの回転不足というけれど、一体、どこから測っているんですか? 国際スケート連盟(ISU)のルールブックではその辺りを定義していないのですが」

鋭い。その疑問を解明すべく、ISU理事でジャッジでもある平松純子さんらを訪ねた。

■07~08年シーズンから判定厳しく

回転不足が広く一般に認知されるようになったのは、4シーズン前ぐらいからだろうか。新採点方式が適用されるようになった2004~05年シーズンからジャッジが回転不足を見るようになってはいたが、このころから急に判定が厳しくなった。

浅田真央(中京大)、安藤美姫(トヨタ自動車)らの跳ぶ3回転フリップ(またはルッツ)―3回転ループの連続ジャンプは06~07年シーズンは認定されていたのに、07~08年シーズンから2つ目の3回転ループが、かなりの率で回転不足をとられ、翌シーズンはさらに厳しくなった。

日本勢のライバルである金妍児(キム・ヨナ、韓国)の3回転フリップ(またはルッツ)―3回転トーループは回転不足をとられず、評価は上がる一方……。日本のファンがルールに回転不足があることを知ったのも、その辺りからだろう。

ジャンプとは「踏み切る足のブレード(スケートの刃)が氷から離れた瞬間から、着氷する足のブレードが氷に着くまで」をいう。ジャンプを見る際、ブレードが氷を離れた時点を覚えておき、どの角度でブレードが着氷したか、を基準に判断すればいい。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次へ

日経電子版が最長2月末まで無料!
初割は1/24締切!無料期間中の解約OK!

共有
印刷
その他

電子版トップスポーツトップ

フィギュアの世界 一覧

フォローする
紀平はフリーで巻き返したが、SPの出遅れが響いた

 日本勢の金メダル2個、銀メダル1個と沸いたさいたま大会から5年。再びさいたまスーパーアリーナで行われたフィギュアスケートの世界選手権は、銀メダル1個にとどまった。だが、日本勢にとっては実り多く、これ …続き (2019/3/30)

紀平はGPファイナルで、13年ぶりに日本選手として初出場初優勝を果たした=共同共同

 フィギュアスケートの世界では、五輪の翌シーズンに新しいスター選手や、大きなルール改正に伴ってこれまでにない戦い方をする選手が出てくることがある。今季はそれが顕著で、わかりやすい。紀平梨花(関大KFS …続き (2019/1/14)

ジャンプにミスが出たが、高橋は高い演技構成点を獲得した=共同共同

 24日まで行われたフィギュアスケートの全日本選手権で男子2位に入った高橋大輔(関大KFSC)。2019年3月20~23日にさいたま市で開催される世界選手権の代表入りは辞退したものの、自分らしく4年ぶ …続き (2018/12/30)

ハイライト・スポーツ

[PR]