安川電機 「予想外」の下方修正
小栗太・日経ヴェリタス編集長に聞く

2018/10/15 10:00
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ニュースを詳しく解説する「フカヨミ」コーナー。ロボットなどを主力とする安川電機が2019年2月期の業績見通しを下方修正しました。機関投資家やアナリストの多くが上方修正を予想するなか、「想定外」の下振れに驚きが広がりました。日本株全体への影響などについて日経ヴェリタスの小栗太編集長に聞きました。

小栗・日経ヴェリタス編集長(10月10日出演)

小栗・日経ヴェリタス編集長(10月10日出演)

小谷キャスター

小谷キャスター


▼ニュースの骨子
 安川電機は10日、2019年2月期の連結純利益が470億円になりそうだと発表した。従来予想を30億円下方修正した。半導体メーカーが設備投資を先送りし、米中貿易摩擦で企業が投資を様子見している影響がでる。

小栗・日経ヴェリタス編集長の解説要旨は以下の通りです。

■下方修正は「想定外」 関連銘柄に連想売りも

「下方修正は本当に想定外でした。2月期決算の安川電機は、ほかの主要企業よりも発表が早く、機械銘柄、そして中国関連銘柄の『先行指標』として注目されます。今回、売上高・純利益ともに見通しを下方修正したことで、関連銘柄に連想売りが出ることが予想されます。アメリカの景気拡大や円安ドル高で、日本企業の業績の上方修正期待が高まっていただけに、心理面の影響は大きいと思います」


■悲観的になる必要はない 設備投資も高水準

「安川電機は下方修正の理由について、米中貿易摩擦の影響が見極めきれないと説明していましたが、悲観的になる必要もない気がします。2018年3~8月期の数字をみると、決算期の変更があったため1年前とは単純比較できないものの、実質的には2割以上の増益。想定為替レートも1ドル=110円であるため、今後、為替差益が上乗せされる可能性は十分あります。企業の設備投資の先行きを示す8月の機械受注の金額は、変動の大きい船舶と電力を除いて10年ぶりの高い水準でした。実体経済は、そんなに落ち込んでいるわけではありません」


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