悠々球論(権藤博)

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落合竜、かわいげのない強さの終着点

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2011/10/2 7:00
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横浜が優勝した1998年、あの強力ラインアップに「マシンガン打線」というタイトルをつけてくれたのがスポーツ紙。マシンガン打線といえば、ああ横浜ね、と全国のだれもが覚えてくれたものだ。

■「マシンガン」が掛け声に

我々自身も「マシンガン」が掛け声になり、大量リードされていても相手が四球を出したり、失策をしでかしたりすると「おいおい、俺たち相手にそんなことしてたら、どうなるかわからんぞ。今マシンガンに弾を込めてるところだぞ。何かやらかすぞー」というふうに盛りあがってきて、ババババーンと点火して一気に逆転。そんなことが何度もあった。

私なんぞは情報管理が苦手なものだから、チーム状態が落ちたときに「権藤監督が選手たちに『たまにはバントさせてください』と詰め寄られた」なんてことまで報道された。ずいぶん脇の甘いことで、今の中日あたりではありえないことだろう。

■ご愛敬の「内紛ネタ」

うっかり新聞に語ってしまった石井琢朗(現広島)が、その後謝りにきた。

「監督、すみません」

「出てしまったものは仕方がないだろう。でもバントして勝てるんだったらいくらでもするよ。相手がマシンガンを怖がっているときに、おまえたちにバントをさせてどうなる? (試合を)やるのは選手だけど、そこだけは監督の俺に任せてくれよな」

それであっさり収まったくらいだから、まさに書かれてナンボ。今となってはご愛敬の「内紛ネタ」であった。

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