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角界の伝統、どう次代に…定年の伊勢ノ海親方に聞く

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2011/9/27 7:00
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――相撲の伝統をどうやって次の世代に継承していくかも難しい問題だと思います。

「やっぱり部屋制度、子弟の絆が大事です。この何百年も続いてきた伝統文化を崩すようなことがあってはいけない。協会から離れるから言うわけじゃないですけど、今一番ファンが望んでいるのは日本人の横綱・大関です。これを皆さん一番願っているんじゃないでしょうか。外国人どうのこうのというわけじゃないですよ。外国人は入って構わない。それを超える強い日本人力士を皆さんが待っている。絶対に日本人にいると思うんです」

――強い横綱柏戸の復活、この難題は12代目に託されることになった。歌舞伎の「め組の喧嘩(けんか)」に出てくる四ツ車大八の名を部屋の力士につけて、関取になりました。江戸時代から伊勢ノ海部屋に伝わる由緒ある四股名(しこな)である。また伝統の四股名の「勢(いきおい)」が、秋場所で5勝2敗として関取当確となり師匠孝行となった。

「強くなったら世に出すということではなく、逆に若い頃からつけてやる。この四股名はこうこうこうだよと説明して。世に出ないで終わってしまうのではなくて、おまえがつけてこのしこ名を世に出せ、大きくしろ。そうすれば先祖はおまえを応援するだろうと」

――親方は、外国人を入れませんでした。

「指導に自信がないからです。ないんだったら入れない方がいい。それだけ師匠には責任があるんです。決して差別するつもりはない。日本人にまず頑張ってもらわないと」

館内で好評の「敢闘精神評価」のアンケートは伊勢ノ海さんの置き土産ともいえる。激動続きの相撲界の騒動にピリオドを打って、敢闘精神あふれる日本人の新しいスターが誕生することを森田武雄さんは心から願っている。

(聞き手は編集委員 工藤憲雄)

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