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ラグビーW杯、日本がNZ戦で突きつけられたもの

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2011/9/19 7:00
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NZ戦で突進を止められるSH日和佐(16日、ハミルトン)=写真 柏原敬樹

NZ戦で突進を止められるSH日和佐(16日、ハミルトン)=写真 柏原敬樹

ニュージーランドで開催中のラグビーのワールドカップ(W杯)で、日本代表は1次リーグ2戦目までを2敗で終えた。フランス、ニュージーランドという強豪相手に連敗はある意味で"想定通り"だが、目標としていた接戦はできなかった。もう1つの目標は「2勝以上」。残り2戦、勝利を是が非でもつかまなければ、このW杯にやって来た意味がなくなってしまう。

■点差は大きく縮まったが

7-83。16日の第2戦、日本は今大会の最多点差でニュージーランド代表「オールブラックス」に敗れた。世界ランク1位の「王国」と日本では格が違いすぎ、これまでの対戦はわずか3度。前回胸を貸してもらったのは南アフリカで開催された1995年大会で、17-145と記録的な大敗を喫した。

その時と比べれば、点差は大きく縮まった。ただ、力の差が縮まったといえるだろうか。現代ラグビーはゲームテンポを速くする方針で、レフェリーが密集での反則を徹底的に取る。

変な当たり方をしなければ比較的楽に継続できる。攻めの時間を持てるため、以前より失点は少なくなる傾向にある。

NZ戦でタックルを受けるWTB小野沢=写真 柏原敬樹

NZ戦でタックルを受けるWTB小野沢=写真 柏原敬樹

■果敢には挑めず

日本を率いるジョン・カーワン・ヘッドコーチはNZ戦前、「全力で挑戦する」「日本に勇気と元気を与える」と意気込んでいた。選手はそういう気持ちでグラウンドに飛び出したはずだ。

ただ、暴れ回ることはできなかった。オールブラックスという高い次元に飛び込み、果敢に挑めはしなかった。

イングランドが強力FWとSOジョニー・ウィルキンソンのキックで優勝した2003年大会。その1次リーグで、サモアがイングランドに対して見せたパフォーマンスが思い出される。狙いははっきりとしていて「ウィルキンソンをつぶすこと」。いろいろな方向から、このキーマンを集中的に襲った。

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