2018年11月18日(日)

キャッシュレス社会に備える三菱UFJ
上杉素直コメンテーターに聞く

日経プラス10「フカヨミ」
2018/8/20 10:00
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ニュースを詳しく解説する「フカヨミ」コーナー。三菱UFJ銀行がATMを削減する検討に入った狙いなどについて、日本経済新聞の上杉素直コメンテーターに聞きました。

森本アナ

森本アナ

上杉コメンテーター(8月13日出演)

上杉コメンテーター(8月13日出演)


▼ニュースの骨子
 三菱UFJ銀行は全国のATMを2023年度末までに2割減らす方向で検討に入った。ネット取引やキャッシュレス決済が普及し、ATMでの現金引き出しなどのニーズは減った。銀行の個人向けサービスもネット取引に移行していく時代になる。

上杉コメンテーターの解説要旨は以下の通りです。

■現金社会を支えてきたATM

「世界の主要国では現金を使わない決済が40~60%台に達していますが、日本では20%程度にとどまっています。この現金社会を支えてきたのが、きめ細かな銀行のATMネットワークでした。ただ、政府は成長戦略の一環としてキャッシュレス化を後押しする方針で、関係業界にも対応を促し始めました。キャッシュレス化が進むと買い物情報を蓄積してビッグデータとして活用できたり、店舗の人手を節約できたりといった効果が期待されています。外国人観光客にとっても利便性が増します」

「大手銀行の経営という観点からみると、補修などの維持コストに業界で年間2兆円もかかっているATMの効率化は、大きな課題でした。メガバンク同士でATMを共通化する構想なども取りざたされています。日銀の金融緩和政策の影響で日本国内の金融業務は儲けが出にくくなっており、業務全体の効率化を進める中で、ATMに着目したようです」

■利用者の利便性損なわない配慮を

「ただし、顧客の利便性を損なわないように削減を進める必要があります。まずは利用頻度が少なく、地域の人々の生活への影響が小さいATMが削減対象になるでしょう。その一方でスマートフォンなどを使ったインターネット経由の銀行サービスを簡単で使いやすくして、自宅やオフィスで必要な取引ができるようにするなど、代替サービスを向上させながら、関係者に丁寧に説明していく姿勢が銀行には求められます」

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