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ボクシング元王者・名城と長谷川 試練の再起、拳固める

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2011/8/24 7:00
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世界王座を2度獲得した関西のジム所属のボクサー2人が今夏、そろって再起への道を歩み始めた。名城信男(29)、長谷川穂積(30)。ベテランの域に差し掛かった2人に共通する思いは「まだ自分は強いはず」。それを証明するため、新たな目標を実現するためにリングに上がる。

■「自信取り戻す」

7月30日、大阪市住吉区民センター。レイ・ペレス(フィリピン)を3-0の判定で下した名城は「もう一度こういうレベルで勝てて、自信を取り戻せた。まだまだ動けると再確認できた」と、ホッとした表情を浮かべた。2月に世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフライ級王座挑戦に失敗して以来、5カ月ぶりの再起戦だった。

世界ボクシング機構(WBO)フライ級9位で11戦全勝の戦績を持つペレスは侮れない相手。ただ、実力者に勝ったという喜び以上に安堵感が大きかったのは、これが「負ければ引退」という背水の陣で臨んだ一戦だったからだ。

■突進力に陰り

当時国内最速のプロ8戦目で世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級王者に上り詰めたのは2006年のこと。パワフルな前進で相手を倒す武骨さで、下馬評を覆す勝利を重ねた末のスピード戴冠だった。

一度は陥落したものの返り咲きを果たし、「技術で上回る相手を下手くそなスタイルでつぶす」と言い切る潔さも魅力だった。

そんな突進力に陰りが見えていた。昨年5月、今年2月の世界戦での連敗は、相手の技巧に勢いをそがれた末の判定負け。

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