2018年9月21日(金)

「小さく生んで大きく育てる」投資
岸本好正・日経プラス10キャスターに聞く

日経プラス10「フカヨミ」
2018/7/30 10:00
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 ニュースを詳しく解説する「フカヨミ」コーナー。相次ぐ新規株式公開をテーマに日経プラス10の岸本好正キャスターが解説しました。

小谷キャスター

小谷キャスター

岸本キャスター

岸本キャスター


▼ニュースの骨子
 スマートフォン向けのゲームを手がけるバンク・オブ・イノベーションが24日、東証マザーズに上場し、初値は公募・売り出し価格960円の2倍を超える2000円だった。 終値はさらに上昇し2199円だった。国内株式市場は今週だけで6社が上場するなど、新規株式公開ラッシュとなっている。

 岸本キャスターの解説要旨は以下の通りです。

■メルカリ除けば「小粒」目立つ

 「最近、連日のように株式の新規公開が続いています。7月23日から8月2日の期間で8社と、上場ラッシュの様相です。今年上期に上場したのは36社。新規に株式を売り出して調達した資金は総額834億円でした。これは1年前の2.5倍の水準です。大きく伸びたように見えますが特殊事情がありました。それはメルカリの上場です。メルカリ1社で544億円を調達していますので、それを除くとむしろ、1年前より減っているのです。番組でおなじみの岡三証券の小川佳紀さんにお話を伺ったところ、『今年は小粒な上場が目立っている』とのことでした」

■大半の企業が初値を維持できず

 「規模が小さく調達資金が少ないと当然、売り出す株も少ない。結果的に買い注文が殺到し、初値が高くなります。小川さんによりますと、今年上期に新規上場した36社のうち、初値が公開価格を上回ったのは34社。このうち公開価格の2倍以上の値がついたのは22社ありました。しかし、現在の株価が初値を超えているのは、わずかに5社。投資家は早く利益を出したいから早く売る。多くの企業が上場したての株価を保てていないのです。小川さんは新規上場銘柄への投資について、『初値が比較的落ち着いた銘柄ほど、長い目でみれば投資妙味が大きい』と話していました。小さく生んで、大きく育てる投資という考え方も大切なようです」

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